【欧州ネーションズリーグ ドイツ0-1ハンガリー ( 2022年9月23日 )】
ハンガリーの戦い方は日本にも参考になった。ドイツに対して引いて守るのではなく、前線からプレッシャーをかけてボールを奪いにいっていた。おかげでドイツは最終ラインからのビルドアップができず、いい形がつくれなかった。この守り方は体力を消耗するので90分間続けるのは大変だが、最後までやり抜いたことで結果を出すことができた。日本も前線から守備をするやり方だが、ハンガリーのようにやりきれれば、ドイツを封じることができるはずだ。
ドイツはいい選手がそろい、圧倒的な戦力がある。ハンガリーの堅守に苦戦しながらも何度か好機をつくり、1本入っていたら違った結果になっていたと思う。サイドも使ってオーソドックスな攻め方が多いが、注意したいのはダブルボランチのMFキミヒで、ゴール前に押し上げてこぼれ球を狙う場面が目についた。後方から来る選手はマークがおろそかになりがちなので、気をつける必要があると思う。(元ジェフ市原強化部長)