【コラム】川本治
横浜、悪くはなかった このままでいい
2013年12月01日 05:30
サッカー
敗れはしたが、横浜はそれほど悪くなかった。中村は攻守で奮闘していて良かったし、斎藤も特に前半はキレキレだった。攻撃陣で強いて悪いところを挙げるとすれば、FWマルキーニョスが、いい時に比べれば物足りなかったということ。前半33分にドゥトラからの左クロスにヘディングを合わせたシーンなど、決定的なチャンスはあったが、決めきれなかった。
失点に関しては1点目は小林とポジションが重なった栗原のクリアが新潟FW川又に渡ってしまったが、本来クリアすべき背後のコースには新潟の舞行龍がいたため、バックヘッドができなかった。個人を責めることはできない。2点目は攻めに出ていたので、カウンターはいたしかたない。中沢、栗原のセンターバックは裏を突かれると弱いが、それはシーズンを通して分かっていたことで、想定内だった。
最終節の川崎F戦に向けては、何も変える必要はない。樋口監督の下、今季やってきたサッカーを同じようにやれば、結果は付いてくるだろう。(川本治=元ジェフ市原強化部長)