【コラム】川本治
スペインにも隙がある サイドバックの裏、伊東のスピードや三笘のドリブルが武器に
2022年06月05日 15:00
サッカー
スペインは一昔前の細かいパスをつなぐサッカーから、変化した。密集ではなく、選手が距離を取りながらパスを正確に通し、受け手がマークされても正確に止めて次のプレーを選択する。攻守の切り替えは早く、ボールを失ったらすぐに奪いに行くし、奪ったらすぐに攻める。相手に前を向かせないように全員が徹底して守る。先制点もいい守備からの見事なカウンターからだった。
MFガビはパスも出せるしドリブルもできる。状況判断も良く、とても17歳とは思えない。次々と若い選手が台頭してきて選手層も厚く、競争も激しい。W杯でも優勝争いに加わるだろう。
ただし、隙もあった。同点に追いつかれた場面は、右からのアーリークロスに対応が遅れたもの。サイドバックがたびたび攻撃参加するため、その裏にはスペースが生まれる。日本は伊東のスピードや三笘の細かいドリブルを生かせば、決定機をつくれるはずだ。（元ジェフ市原強化部長）
ただし、隙もあった。同点に追いつかれた場面は、右からのアーリークロスに対応が遅れたもの。サイドバックがたびたび攻撃参加するため、その裏にはスペースが生まれる。日本は伊東のスピードや三笘の細かいドリブルを生かせば、決定機をつくれるはずだ。（元ジェフ市原強化部長）
