【コラム】川本治
リバプール南野 “代表に生きる”自然な攻守切り替え&トップ下よりワイド適性
2020年12月21日 08:00
サッカー
日本代表ではトップ下を務めているが、4―3―3の左ワイドに入った。後半15分頃のビッグチャンスでも左からペナルティーエリアに流れて縦パスをもらい、ファーストタッチでうまくコントロールしていた。外から中に入りパスを受ける形は何度か見られた。
トップ下はどちらからもプレッシャーが来るので、視野が狭まる。一方、ワイドの位置は背後のケアがあまり必要ではなく、全体が見えて試合の流れが把握できる。トップ下よりもワイドの方が、南野にとってはやりやすいのではないか。
今後、相手が変わっても、周りの選手が変わっても、同じようにいいパフォーマンスを続けていけば、チームメートや指揮官からさらに信頼を得られる。その意味でも、次の試合はこの試合以上に重要となるだろう。(元ジェフ市原強化部長)