高市早苗氏の総裁選惜敗 岩田明子氏「国際社会で日本の政治の遅れと受け取られない人事を」今後に注目

2024年09月28日 15:48

社会

高市早苗氏の総裁選惜敗 岩田明子氏「国際社会で日本の政治の遅れと受け取られない人事を」今後に注目
自民党総裁選を終え、記者団の取材に応じる高市早苗氏 Photo By 共同
 ジャーナリストで千葉大客員教授の岩田明子氏(55)が31日、カンテレ「ドっとコネクト」(土曜前11・20)に出演。27日に投開票が行われた自民党の総裁選について言及した。
 女性初の「総裁」を目指した高市氏は1回目の投票でトップに立ったものの、決選投票で石破茂元幹事長に逆転を許し、21票差で敗れた。

 高市氏の惜敗を受け、岩田氏は今後の「人事」の重要性を説いた。「“日本の政治って女性参画がやっぱり難しくて、前回も三つ巴の戦いを展開したのに今回もダメだったとなるとやっぱり女性がトップになれないのかな…”っていうメッセージにならないような人事をやらないといけないと思う」と指摘。続けて「国際社会の中での日本の政治の遅れと受け取られない人事をしないといけないと思います」と今後の人事に注目した。

 高市氏は安倍路線の継承を掲げて初挑戦した21年の前回総裁選では故安倍晋三元首相の支援を受けて1回目の投票で3位に。議員票では首相となる岸田氏に次ぐ2位と大健闘していた。

 安倍氏の死去で後ろ盾を失った今回は、当初20人の推薦人確保にも苦心。選挙戦突入後も靖国参拝明言を巡る対中韓関係悪化の懸念や、推薦人20人中13人が裏金議員だったことなど不安要素はあったが、選挙戦中盤から支持を拡大。終盤には麻生氏の支持も取り付け、1回目の投票で石破氏に27票差の堂々1位に。前評判では石破氏優位だった党員票でも石破氏を上回り、会場からどよめきが起こった。

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