不破ちゃん、復帰戦で1万メートルV 5カ月ぶり万感「感謝を結果で返したくて頑張った」

2022年09月10日 04:11

陸上

不破ちゃん、復帰戦で1万メートルV 5カ月ぶり万感「感謝を結果で返したくて頑張った」
第91回日本学生陸上競技対校選手権大会・女子10000m決勝で優勝を決め、両手でピースサインの拓大・不破聖衣来(撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 陸上の日本学生対校選手権第1日が京都市・たけびしスタジアムで行われ、女子1万メートル決勝で、日本歴代3位の30分45秒21のタイムを持つ不破聖衣来(19=拓大)が32分55秒31で初優勝した。負傷からの復帰戦で自己記録から大幅に遅れたが、4月17日の日本学生個人選手権5000メートル以来、145日ぶりのレースで完全復活への第一歩となった。
 約5カ月ぶりのレースを終えた不破は万感の表情だった。中盤は先頭集団から出遅れたが「ここで勝負」と感じた7300メートル過ぎにスパート。支えてくれた人たちの顔が浮かび「感謝を結果で返したくて頑張った」と振り返った。今大会直前も貧血で練習を積めず、3日前まで出場するか悩んだ。それでも腹をくくって優勝し「大会は凄い楽しい」と笑った。

 右足アキレス腱の周囲炎などケガが重なり、日本選手権にも出場できなかった。出場を逃した世界陸上は、拓大の五十嵐監督と現地で観戦。世界トップのレースを目に焼き付け、監督に「この人たちに勝つためにはどうすればいいですか」と聞いたという。今後は1万メートルの日本記録更新を視野に「そこは切らないと世界で勝負できない」と気持ちを新たにしていた。

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