大里桃子 カメラマンに当たって寄った!11番ミスショットも幸運ボギー メジャー初Vへ67で2差5位

2022年09月10日 04:40

ゴルフ

大里桃子 カメラマンに当たって寄った!11番ミスショットも幸運ボギー メジャー初Vへ67で2差5位
11番、大里のバンカーショットがシャンク(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯 第2日 ( 2022年9月9日    京都府・城陽CC=6555ヤード、パー72 )】 首位に5打差の29位から出たツアー2勝の大里桃子(24=伊藤園)が6バーディー、1ボギーの67とスコアを伸ばし、首位に2打差となる通算7アンダーの5位に浮上。ミスショットがカメラマンに当たる幸運もあり、メジャー初制覇へ好機を迎えた。メジャー2連勝を目指す山下美夢有(21=加賀電子)、川岸史果(27=加賀電子)、菅沼菜々(22=あいおいニッセイ同和損保)の3人が通算9アンダーで首位を並走している。
 メジャー初優勝には多少の運も必要だ。大里にそんな瞬間が訪れたのは、序盤の11番だった。

 「カメラマンさんからすると逆ですけど、不幸中の幸いでした。カメラマンさんのおかげだと思います」

 第1打はグリーン右のバンカーへ。このミスを取り戻すため「バリバリ寄せるつもりでした」と気負い込んだ第2打はまさかのシャンク。「すっごい恥ずかしかったです」。激しい羞恥心から頭の中は真っ白になったが、このミスショットはグリーン奥の急傾斜を転がり落ちることなく、その前で横一列に並んでいたカメラマン4人のうちの一人を直撃してグリーンエッジ近くに落ちた。ここから第3打を1メートルに寄せて幸運のボギー。この後、“被害者”となったカメラマンにおわびとお礼のボールをプレゼントした大里は13番からの3連続を含む6バーディーを奪い、首位争いに加わった。

 同じ黄金世代の旗手・畑岡奈紗とV争いした19年日本女子オープンなどこれまでメジャーでは2位が2回。昨年は5月に優勝1回、2位4回の好成績を残して「ミス・メイ」と呼ばれ、次期メジャー女王の有力候補に数えられるようになった。

 初日に熊本・国府高の2年後輩、奥山がプロデビュー戦4位の好発進を決めたのも刺激になった。毎年オフには地元熊本にある日本一の石段、釈迦(しゃか)院御坂遊歩道の3333段を上る。頂上で誓う女子プロ日本一が見えてきた。

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