IOCバッハ会長 30年冬季五輪開催地選定 一本化の時期、明言せず

2022年09月10日 08:22

五輪

IOCバッハ会長 30年冬季五輪開催地選定 一本化の時期、明言せず
 理事会後にオンラインで記者会見するIOCのバッハ会長=9日(共同) Photo By 共同
 【ローザンヌ(スイス)共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は9日、オンラインで記者会見し、札幌市が招致を目指す2030年冬季五輪の開催地選定で、当初は年内を予定した一本化の時期について「スケジュールは(理事会に最優先候補地を推薦する)将来開催地委員会の手中にある」として明言しなかった。
 9日までスイスのローザンヌで開いた理事会で、30年大会の開催地を正式決定する来年の総会(ムンバイ=インド)を5~6月から9~10月に延期することを決めた。この影響で候補地の絞り込みが年明けにずれ込む可能性が出ている。

 バッハ氏は東京五輪汚職事件や札幌市の五輪招致活動への影響に関する質問は回答を避けた。アダムス広報部長が割って入り「一個人の話。捜査当局を全面的に信頼している」などと従来の主張を述べるにとどめた。

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