やり投げ・北口、3位「かなり成長した」 DLファイナル日本勢初の表彰台 最終6投目で決めた

2022年09月10日 04:11

陸上

やり投げ・北口、3位「かなり成長した」 DLファイナル日本勢初の表彰台 最終6投目で決めた
ダイヤモンドリーグのファイナルで3位となった北口(AP) Photo By AP
 【陸上ダイヤモンドリーグ・ファイナル ( 2022年9月8日    スイス・チューリヒ )】 女子やり投げで7月の世界選手権銅メダルの北口榛花(24=JAL)が最終6投目に63メートル56をマークし、3位に入った。同リーグの年間上位者で争われる世界最高峰の舞台で、日本勢が表彰台に立つのは初めて。男子3000メートル障害は昨夏の東京五輪7位の三浦龍司(20=順大)が今季自己最高の8分12秒65をマークし、4位だった。
 最後に記録を伸ばした北口だが、頂点には届かなかった。助走スピードの調整に苦戦しながら、逆転を狙った6投目は63メートル56。3投目の63メートル35は超えたが、優勝したウィンガー(米国)の記録64メートル98と1メートル以上の差があった。「もうちょっと飛ばせると思っていた。一発が出なくてもどかしい気持ちで終わった」と話した。

 世界選手権と同じ3位。世界一へ着実に近づいている実感もあるだけに、同じ順位にもどかしさがある。最高峰リーグで日本人初の表彰台という快挙にも「残念な気持ちの方が強い。やっぱり世界の舞台でも一番がいい」と思いを口にした。

 日本国内での大会を残すが、今季の主要大会は終了。「世界でも勝ちたいと思って臨めるようになったのは、かなり成長したなと思う。世界のトップクラスに少し仲間入りできたかな」と話した北口にとって、24年パリ五輪へ向けて大きな収穫を得たシーズンとなったことは間違いない。

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