岩井明愛 大会コースレコード62で2位急浮上 史上初の姉妹最終日最終組が実現

2023年06月18日 05:30

ゴルフ

岩井明愛 大会コースレコード62で2位急浮上 史上初の姉妹最終日最終組が実現
<ニチレイレディース・2日目>9番、コースレコードを更新しギャラリーの声援に応える岩井明(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー ニチレイ・レディース第2日 ( 2023年6月17日    千葉県 袖ケ浦CC新袖C=6621ヤード、パー72 )】 58位から出た岩井ツインズの姉・岩井明愛(20=Honda)が10バーディー、ボギーなしの大会コースレコード62をマークし通算10アンダーの2位に急浮上した。妹の岩井千怜(20=Honda)は7位から68で回り8アンダーの単独3位。史上初の姉妹最終日最終組が実現する。昨季年間女王の山下美夢有(21=加賀電子)は65で回り14アンダーで首位をキープ。今季15試合中、計6勝の3人が同組で激突する。
 怒濤(どとう)のバーディーラッシュだった。インから出た岩井明は10番で3メートル、11番で8メートル、12番で4メートルを沈めて3連続で加速する。後半も4番から3~5メートルの好機を次々とものにして再び3連続。最終9番でも伸ばし2桁に到達。自己最少の62を叩き出し、19年に田中瑞希が樹立した大会コースレコード63も1打更新。「このコースで10アンダーは自信になった」とうなずいた。

 バーディー量産の要因については「パットが入ってくれた。先週もチャンスにつけたけど、何をやっても入らなかった。やっとかみ合った」と明かした。

 前週は3メートル前後の好機を逃し続けた。週明け、助言をもらう牧野裕プロの勧めで3メートルのパットを集中的に練習。カップに向けて4方向から連日30分~1時間打ち続け「ラインが見えるようになってきた」。その特訓の成果が表れた。

 通算勝利数は千怜の4勝に対して1勝で後れを取る明愛は「千怜がどんどん勝っていくと焦りもあるし、自分も勝たないといけない気持ちもある」と本音を漏らした。最終日はその妹と最終組で回る。「2人で最終日最終組で優勝争いしたい」という姉妹の夢が実現する。明愛は「凄く楽しみ。意識せず自分のプレーで皆さんが楽しんでもらえるように頑張りたい」と話した。

 山下と3人のペアリングは、5月のRKB×三井松島レディースのプレーオフの再現だ。「母の日」だったその日は、千怜が現地で観戦した母・恵美子さんに勝利をささげた。

 きょう18日は「父の日」。父・雄士さんの前で、4月のKKT杯バンテリン・レディース以来のツアー2勝目を狙う明愛は「良い思い出になる日にしたい。優勝をプレゼントしたい」と自らを鼓舞するように言った。

 ▽RKB×三井松島レディース最終日VTR 1位から69で回った岩井明、5位から66で回った山下、7位から65で回った岩井千が通算11アンダーで並び3人のプレーオフに突入。1ホール目は3人ともパー。2ホール目で岩井千がバーディーを奪い、4打差逆転で今季初優勝、ツアー3勝目を挙げた。最終日の5月14日は「母の日」で岩井千は「母の日に優勝できて最高のプレゼントになったかな」と話した。

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