松山英樹が意地の予選通過 メジャー出場13試合連続の突破

2023年06月18日 02:30

ゴルフ

松山英樹が意地の予選通過 メジャー出場13試合連続の突破
通算1オーバーの39位で予選を通過した松山英樹(AP) Photo By AP
 【米男子ゴルフツアー 全米オープン第2日 ( 2023年6月16日    カリフォルニア州ロサンゼルスCC=7421ヤード、パー70 )】 83位から出た松山英樹(31=LEXUS)は5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算1オーバーの39位で意地の予選通過を果たした。メジャー出場13試合連続、今大会7年連続の決勝進出。67をマークして通算2アンダーの12位につけた永野竜太郎(35=フリー)をはじめ、日本勢は4人全員が予選を突破した。リッキー・ファウラー(34=米国)が通算10アンダーで単独首位に立った。
 意地の一打だった。カットラインに1打ビハインドで迎えた最終9番パー3。松山は自身の順位を「分かっていた」。同組のロリー・マキロイが先にピンそば80センチにつけ、その余韻が残る中、7Iを手に負けじとピン左90センチに寄せてスコアを伸ばした。「苦しい展開になったけれど、明日、あさってがありそうで良かった」と息を吐いた。

 武器のショット状態は上向きだ。初日72で終えると練習場に直行。約40分、自身の動きを映像で確認しながら調整した。後半5番で3度ラフにつかまるダブルボギーこそあったが、グリーンを狙うショット貢献度を示す数値のストロークス・ゲインド・アプローチは全体1位。チャンスにつく回数も明らかに増えた。

 ただし、好機を生かすも殺すもパット次第。「試行錯誤しながらやったけれど残念な結果」と語るグリーン上には不満が残る。

 メジャー出場13戦連続、今大会7年連続で進んだ決勝。「パッティングを改善できたら、ビッグスコアも出せる」。パットの好感覚を取り戻し、ムービングデーに反撃ののろしを上げる。

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