「腰痛クッション」の選び方。腰の痛みを和らげる方法

2023年06月18日 12:00

「腰痛クッション」の選び方。腰の痛みを和らげる方法
「腰痛で日常生活がつらい」「長時間座っていると腰痛がひどくなる」このようなお悩みはありませんか? 腰痛の原因でよくあるのは、長時間同じ姿勢でいることや、姿勢が悪いため筋肉に緊張や痙攣が起きるなどです。とくに30~50代の […]

「腰痛で日常生活がつらい」「長時間座っていると腰痛がひどくなる」このようなお悩みはありませんか?

腰痛の原因でよくあるのは、長時間同じ姿勢でいることや、姿勢が悪いため筋肉に緊張や痙攣が起きるなどです。とくに30~50代の男女は、仕事や子育てによって腰に負担がかかる動作が多くなるため、腰痛が起こりやすくなる年齢です。

腰痛対策にはマッサージやストレッチ、ヨガなどはとくに有効ですが、悪化防止のために「腰痛クッション」もおすすめなのです。ウェッジ型、エルゴクッション型、メモリーフォーム型など、さまざまな種類があります。

今回は、腰痛の原因や自分に合ったクッションの選び方を紹介します。

腰の痛みを和らげる「腰痛クッション」を活用

腰の痛みを一時的に痛みを和らげたい場合は、腰痛クッションを活用するのも有効です。

姿勢の悪さからくる腰痛に「ウェッジ型クッション」

ウェッジ型クッションは、椅子の背もたれの低い位置に置くことで腰のS字カーブにフィットします。座り姿勢を自然に整え、腰の負担を減らしてくれます。

デスクワークなど、姿勢の悪さが気になる方におすすめです。

長時間座っていることによる腰痛に「エルゴ型クッション」

エルゴ型クッションは座面に敷くタイプです。坐骨を支え、背筋を伸ばす効果があります。座っている時間が長く腰周りが疲れやすい方や、骨盤のゆがみが気になる方にもおすすめです。

肥満による腰痛に「メモリーフォーム型クッション」

メモリーフォーム型クッションは、体圧分散効果で座り心地がよく、長時間座っても疲れにくいのが特徴です。肥満が気になる方の、腰まわりの負担を軽減させるのに役立ちます。

腰痛を引き起こしやすい原因と生活習慣

腰痛の原因を突き止めるのはなかなか困難ですが、よくある原因と腰痛を引き起こしやすい生活習慣を5つ紹介します。

肥満

体重が増えると、腰の筋肉や椎間板、関節などに余分な圧力がかかることがあります。

また、運動不足により腹部や背中の筋力が低下していると、腰の安定性が損なわれて腰痛が発生しやすくなる場合も。

さらに、肥満は高血圧や糖尿病などを引き起こしやすくしますが、これらの病気が腰痛を悪化させることもあります。

座り仕事が多い

長時間座っていると前かがみや猫背になりやすく、姿勢を保つのが難しいですよね。姿勢が崩れると腰に負担がかかりやすくなります。

また、長時間座っていると腰まわりの筋肉が衰弱しやすくなり、腰の安定性が低下して腰痛のリスクが高まります。

運動による筋肉痛

運動により筋肉の繊維に微小な傷がつくと、炎症反応が起こり痛みを生じる場合があります。

年齢による筋力の低下

歳を重ねるにつれて、からだ全体の筋力が衰えます。これにより腰部の安定性が失われ、腰への負担が増加し、腰痛が引き起こされることがあるのです。

とくに、中高年層は筋肉量が自然に減少する傾向にあるため、筋力維持のための適度な運動が重要となります。

不適切な運動習慣

適切なウォーミングアップやクールダウンを行わずに激しい運動をすると、筋肉に負担がかかり、腰痛を引き起こすことがあります。

また、過度な運動や無理な姿勢も筋肉に過剰な負荷をかけるので、痛みにつながることがあります。ゆるやかな運動は腰痛対策に有効ですが、激しい運動や間違った運動は逆効果になるでしょう。

腰痛を根本から改善するには漢方薬もおすすめ

腰痛を根本から改善したい方には漢方薬の服用もおすすめです。漢方薬のなかには、「腰痛」に効果が認められているものもあります。

腰痛は、血行不良や冷え、姿勢の悪さ、ストレス、加齢、体力の低下などによって腰や背中の筋肉が緊張して、硬くなってしまい、神経が刺激されることが原因と考えられます。

腰痛の改善には、「血流をよくして痛みやしびれを改善する」「からだをあたためて筋肉をゆるめる」「自律神経を整えて心因性の痛みを和らげる」「加齢による体力の衰えを補い、痛みを和らげる」「全身に栄養を届け、関節や筋肉の機能を回復する」といった働きのある生薬を含む漢方薬が選ばれます。

漢方薬は腰痛・坐骨神経痛を根本から改善するので、繰り返す痛みでお悩みの方にもおすすめです。

また、自然の生薬から作られている漢方薬は、一般的に副作用も少ないとされています。加えて、医療分野でも利用されており、安全性も認められているのです。

ただし、服用する際は、自分のからだに合った漢方薬を医師や薬剤師などのプロに選択してもらいましょう。自分のからだに合っていない漢方薬を服用してしまうと、効果が出にくかったり副作用が生じたりなどのデメリットが生じる可能性が高まります。

忙しくて相談しに行く時間がないという方には、自宅からオンラインで手軽に相談できるサービスがおすすめです。薬剤師などの医療チームがAIを使ってサポートしている「あんしん漢方」を活用すれば、安心して漢方薬を服用することができます。

あんしん漢方の詳細を見る

姿勢の悪さからくる腰痛におすすめの漢方薬

姿勢が悪いと下半身を中心に血流が悪くなり、血(けつ)が滞ってしまうことがあります。そういった方には疎経活血湯(そけいかっけつとう)がおすすめです。

体力はやや弱く、血色の悪い方に適応が多い漢方薬です。血を補い、滞った血の流れを整えることで、足腰の痛み・しびれ・麻痺に働きかけ、神経痛や腰痛に用いられます。

長時間座っていることによる腰痛におすすめの漢方薬

長時間座っていることで、むくんだり足元が冷えたりしやすい方には桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)がおすすめです。

冷え症で、体力があまりない方に適した漢方薬です。からだをぽかぽかとあたため、痛み・しびれ・だるさを緩和させ、腰痛、筋肉痛、関節痛などに用いられます。

肥満による腰痛におすすめの漢方薬

肥満により腰周りに負担がかかっている場合は、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)がおすすめです。

体力があり、便秘がちで、とくにおなか周りに脂肪がつきやすい方に適した漢方薬です。脂肪燃焼を促し、肥満症やむくみを改善します。肥満治療でも注目されています。

腰痛クッションで快適な日常生活を取り戻しましょう

腰痛は日常生活に影響を与える厄介な問題です。

自分に合った腰痛クッションは、腰痛の緩和だけでなく予防にもおすすめです。腰痛に悩んでいる方は、ぜひ腰痛クッションを活用してみてください。

また、慢性的な腰痛でお悩みの方は、専門家指導のもとで漢方薬を活用するのもおすすめです。

<この記事を書いた人>
藤田佑莉(ふじた ゆうり)
あんしん漢方薬剤師。北里大学卒業後、産婦人科門前の調剤薬局で働く中で、女性特有の不調に悩んでいる方が多いと実感。漢方薬による根本治療の大切さを広めたいと考え、精度の高い漢方をお手頃価格で提供する「あんしん漢方」で薬剤師としてサポートを行う。

<Edit:編集部>

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