選手会長・谷原秀人 選手会の大会でびっくりV 長野との24歳差PO制した

2023年06月26日 04:45

ゴルフ

選手会長・谷原秀人 選手会の大会でびっくりV 長野との24歳差PO制した
プレーオフ1ホール目、優勝した谷原はギャラリーの声援に応え手を振る(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品 最終日 ( 2023年6月25日    栃木県 西那須野CC=7036ヤード、パー72 )】 選手会長の谷原秀人(44=国際スポーツ振興協会)が逆転優勝を飾った。2打差の3位で出て66の通算24アンダーまで伸ばし、長野泰雅(20=福岡地行)とのプレーオフを制した。昨年の日本シリーズJTカップ以来の通算18勝目。中島啓太(23=フリー)は通算22アンダーで3位だった。
 いい感じに力が抜けていたのが良かった。プレーオフの18番を手堅くパーでまとめ優勝を決めた谷原は「びっくりです。まさかこの展開で勝てるとは思っていなかった。トロフィーを渡そうと思いブレザーも用意していたんですよ」と笑顔で振り返った。今大会は選手会の主催試合。表彰式で選手会長が優勝者にトロフィーを渡すのが恒例だが、この日は急きょ実行委員長の宮里が代役を務めた。

 24歳年下の長野とは予選ラウンドでも同組でプレー。ティーショットで50ヤードも置いていかれた。それでもショットの精度と小技で対抗。2打差から出たこの日は、2番から3連続バーディーでトップに追いつくと、12番では奥のカラーから16メートルをねじ込み自身5度目のプレーオフへ。「僕は何度もやっているけど、長野君とは初めて。どういう気持ちでプレーするのかなと冷静に見ていました。楽しみな気持ちだった」と自然体でのプレーが結果につながった。

 44歳の体は満身創痍(そうい)だ。「ギックリ腰もやってますし左膝も痛いです」。前週も試合を休んで横浜の練習場でクラブの入射角を見直した。「毎日毎日少しでもうまくなりたい。その一心でやってます」と長持ちの秘訣(ひけつ)を明かす。

 15年ほど前から財団をつくりジュニア育成の試合などを開催している。「金谷とか渋野や久常も出ていました」と親子ほどの年齢差の若手がプロになり、一緒に戦えることが、励みにもなっている。今回の優勝の副賞でサトウ食品の「サトウのごはん」10年分を受け取った。「どこか恵まれない子供たちに寄付する予定です」。選手会長はプレーだけではなく、社会貢献でも若い選手のお手本になっている。

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