落合改め伯桜鵬「憧れを捨てて勝ちに行く」新入幕の目標は「12勝」憧れの師匠・白鵬と同じ道へ

2023年06月26日 14:53

相撲

落合改め伯桜鵬「憧れを捨てて勝ちに行く」新入幕の目標は「12勝」憧れの師匠・白鵬と同じ道へ
新入幕会見を行った落合改め伯桜鵬(左)と師匠の宮城野親方(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 日本相撲協会は26日、大相撲名古屋場所(7月9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。
 新入幕を果たした落合改め伯桜鵬(はくおうほう、19=宮城野部屋)は師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)同席の下、愛知県豊田市の宮城野部屋宿舎で会見を行った。

 最上段に太い字で「伯桜鵬」と書かれた番付表を手に「改めて新入幕できたうれしさと、これからもっと厳しくなると言う覚悟を持った」と心境を語った。初土俵から所要3場所は、遠藤(現・幕内)と並ぶ昭和以降1位の最速記録。新十両に続いて2つ目の最速記録を打ち立てた“令和の怪物”は「自分でも思ってなかったぐらい順調すぎると思うけど、これからはそう甘くない」と気を引き締めた。「いろいろな方にお祝いメッセージをいただいてうれしいけど、絶対に自分が勘違いしてはいけない。調子に乗ってはいけないということを肝に銘じて頑張っていくことが自分の務め」。10代とは思えない落ち着きで謙虚に話し、幕内力士の風格を漂わせた。

 新入幕場所での目標は「師匠と同じ12勝」。宮城野親方は新入幕だった04年夏場所、いきなり12勝を挙げる大活躍で敢闘賞を受賞している。十両2場所通過、10代で幕内昇進とここまでは憧れの大横綱と同じ道。「そう甘くはないので、しっかり稽古してケガせず良い状態で初日を迎えることが絶対条件」としながらも、“10代旋風”を巻き起こした白鵬の再現を見据えた。

 幕内で対戦する力士は、ほとんどが初顔合わせとなる。「小学生の頃からテレビで見ていて、師匠が現役時代に対戦していた方と相撲を取れることはうれしい」。感慨に浸りながらも、勝負師として強い気持ちで臨むつもりだ。「土俵の上では憧れを捨てて勝ちに行くことが大事。その思いを持って15日間取り切れれば良いなと思っています」。無限の可能性を持つ19歳が幕内の土俵でどこまでやれるか、大きな期待と注目が集まる。

 ◇伯桜鵬 哲也(はくおうほう・てつや)本名=落合哲也。2003年(平15)8月22日生まれ、鳥取県倉吉市出身の19歳。小4から相撲を始め、小5でわんぱく相撲全国大会準優勝、全日本小学生優勝大会3位。鳥取西中3年時に全中3位、白鵬杯優勝。鳥取城北高1年時に全国高校総体8強。2年時に全国高校選手権(元日相撲)優勝、全国高校選抜大会優勝。3年時に全国高校総体優勝、全日本選手権8強。22年9月、有限会社野田組所属で全日本実業団選手権に出場して優勝し、幕下15枚目格付け出し資格を獲得。昨年12月、宮城野部屋に入門。今年初場所で初土俵。同場所で幕下優勝。翌春場所で新十両。1メートル81、162キロ。

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