笹生優花が66で2位「全体的に安定していた」1打差でメジャー2勝目逃す 全米女子プロ
2023年06月26日 06:42
ゴルフ
最初にスコアが動いたのは7番パー5。第2打をグリーン手前に運び、アプローチを2メートルに寄せて初バーディーを奪った。
雷雲接近による中断から再開直後の10番の第3打。グリーン手前からウエッジで放り込み、チップインバーディーで波に乗った。
12番では7メートルのパットをねじ込み2打差の6位。13番は第2打をピン側に付けて連続バーディーで1打差の2位。15番で奥から7メートルのバーディーパットを決めて首位を捉えた。
16番で第2打をグリーン左のバンカーに打ち込み、寄せ切れず初ボギーで後退したものの、最終18番パー5では第2打をグリーン左バンカーに入れたが「グリーンに乗ればいいという感じ」で打ったバンカーショットを30センチに寄せてバーディーフィニッシュ。7アンダーとし、首位に並んでホールアウトした。
「全体的に安定していた。前半が終わって天気が悪かったけど、終われて良かった。(プレーオフになったら)冷静になってやることをやればいいかな」とプレーオフに備えていたが、1組後の殷若寧が18番でバーディーを奪い、8アンダーとし、笹生の優勝の可能性が消えた。
笹生は21年の全米女子オープンでプレーオフで畑岡奈紗を破り初優勝。77年全米女子プロ選手権の樋口久子、19年AIG全英女子オープンの渋野日向子に続く日本人女子3人目となるメジャー制覇の快挙を達成した。その後、米ツアーに本格参戦。22年10月のメディヒール選手権で2位に入るなど何度も優勝争いに加わったが、米ツアー2勝目を手にできていない。
今季は開幕3試合で2度トップ10入りするなど好調に滑り出したが、3月下旬のDIOインプラントLAオープンから翌週のメジャー、シェブロン選手権を含め自己ワーストとなる4試合連続で予選落ちを喫した。
しかし新アイアンを投入した6月上旬のみずほアメリカズ・オープンで7位に入り、新兵器ととも自身のパフォーマンスにも復調の手応えを感じていた。
2週前のショップライト・クラシックを体調不良で欠場。高熱が出て1週間クラブを握れなかった。それでも、この大舞台に間に合わせた。1打及ばず優勝は逃したが、2週後のメジャー第3戦・全米女子オープンへ確かな自信をつかんだ。
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