夫婦でMGC弾み! 一山が独走V、鈴木は昨年3月以来復帰戦で7位

2023年06月26日 04:22

マラソン

夫婦でMGC弾み! 一山が独走V、鈴木は昨年3月以来復帰戦で7位
女子ハーフマラソンで優勝した一山麻緒 Photo By 共同
 【陸上・函館マラソン ( 2023年6月25日    北海道・千代台公園陸上競技場発着 )】 ハーフマラソンの女子は東京五輪マラソン8位の一山麻緒(26=資生堂)が1時間10分23秒で制した。東京五輪代表の前田穂南(26=天満屋)は6位。男子は定方駿(25=マツダ)が1時間1分37秒で優勝した。マラソンの日本記録を持つ鈴木健吾(28=富士通)が昨年3月以来のレースに臨み、1時間2分46秒で7位。8月の世界選手権(ブダペスト)マラソン代表の西山和弥(24=トヨタ自動車)は15位だった。
 五輪切符が懸かる勝負のレースへ、夫婦そろって弾みをつけた。女子の中で独走した一山は、4日の仙台国際ハーフに続く優勝。「男子選手の力を借りながら、タイムより順位を狙って走った。1番でゴールすることは気持ちがいい」。3月の東京マラソンはケガの影響で14位に終わったが、4月から段階を踏んで練習を積んで状態は良好。10月のパリ五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」へ「今回は優勝しか考えていない」と強い決意を口にした。

 一山の夫、鈴木は10キロ過ぎに先頭集団から遅れ始めて7位。ただ40~50%の状態という中で、昨年3月の東京マラソン以来のレースを終え「不安の方が大きかったが、走ったらスイッチが入った。何とかまとめられた」と安堵(あんど)した。

 昨年7月の世界選手権は、夫婦ともに新型コロナウイルス感染で欠場。「試合に出られない罪悪感でもやもやしていた」という鈴木はMGCに向けて「これをきっかけに何段階も状態を上げていけたら」と気合を込めた。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2023年06月26日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム