「風呂(26)の日」だけに縁起がいい!? 新入幕・豪ノ山がスーパー銭湯で異例の公開会見

2023年06月26日 16:17

相撲

「風呂(26)の日」だけに縁起がいい!? 新入幕・豪ノ山がスーパー銭湯で異例の公開会見
スーパー銭湯の宴会場で公開で行われた豪ノ山の会見 Photo By スポニチ
 日本相撲協会は26日、大相撲名古屋場所(7月9日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表し、新入幕を果たした豪ノ山(25=武隈部屋)がスーパー銭湯で異例の公開会見を行った。
 会見場は愛知県津島市のスーパー銭湯「くつろぎ天然温泉湯楽」。豪ノ山が所属する武隈部屋が昨年から名古屋場所の宿舎として利用している地元民の憩いの場だ。力士は従業員が利用するプレハブを借用。稽古後には天然温泉とノルウエー式サウナが完備する銭湯も利用するなど環境も抜群だ。

 「風呂(26)の日」企画で1000円以上の料理を注文すると割引サービスとなったこの日は宴会場の一角を会見場に設定。豪ノ山と師匠の武隈親方(元大関・豪栄道)の会見は、湯上がりの食事を楽しむ老若男女の利用客にも「公開」された。報道陣でなく利用客から温かい拍手で迎えられた豪ノ山は「うれしい気持ちはあるけど、ここからがスタート。その気持ちを持ってまた1から頑張ればと思っています。気が引き締まる思いが強いです」と浮かれた様子もなく話した。

 夏場所は14勝1敗で十両優勝。得意の突き押しにも磨きがかかり「春場所から自分の相撲で取れる取組が増えた。まわしにこだわらず前に出る相撲を徹底します」と決意を示した。師匠は07年秋場所で優勝争いに絡み、14日目には横綱・白鵬と対戦するなど11勝を挙げ敢闘賞も受賞した。「馬力とか押す力は幕内でも十分通用する。自分の持ち味生かして勝負してほしい」と師匠の期待を受けた部屋初の幕内力士は「2桁と三賞を目指したい」と力強く目標を掲げた。

 会見中も食事そっちのけで師弟の勇姿を見守る利用客の姿もあった。師匠も「稽古後すぐに温泉に入れるし、リフレッシュにもなる。力士にはいいことばかり。いい環境でやらせてもらっているので結果を残さないといけない。昨年はコロナ禍でファンサービスとか交流もできなかったけど、今年は場所前にも機会を設けて交流できたら。地域の人に相撲をもっと知ってもらえるきっかけにもなるので、大事にしたい」と話す。7月1日には力士との綱引き大会開催などふれあいイベントも用意されている。
 

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