古江彩佳7位浮上 三度目の正直で予選突破「感覚つかめてきた」

2023年07月09日 02:30

ゴルフ

古江彩佳7位浮上 三度目の正直で予選突破「感覚つかめてきた」
7位に浮上した古江(AP) Photo By AP
 【全米女子オープン第2日 ( 2023年7月7日    米カリフォルニア州ペブルビーチ・ゴルフリンクス=6509ヤード、パー72 )】 全米女子オープンは第2日が7日(日本時間8日)、米カリフォルニア州ペブルビーチ・ゴルフリンクスで行われ、39位から出た古江彩佳(23=富士通)が5バーディー、3ボギーの70で回り、通算イーブンパーで首位と7打差の7位に浮上した。グリーン上の強さが光り、大会3度目の挑戦で初の予選突破を決めた。22人出場の日本勢はメジャー史上最多となる11人が決勝ラウンドに進出。ベイリー・ターディ(26=米国)が通算7アンダーで単独首位に立った。
 古江がペブルビーチを攻略した。前半10、11番と2オンを逃すが、いずれも約2メートルに寄せてパーセーブ。12番で7メートル、14番では4・5メートルを沈めてバーディー。「パターが良くて助けられました」。パット数25、スコアに対するパットの貢献度を示すスタッツは全体1位。各選手が海風に苦しむ中、リーダーボードを駆け上がった。

 己を信じた。グリーン上では「怖がらず思ったラインに打つことだけを意識した」。初日は午後になると伸びてくる西海岸特有のポアナ芝に苦しんだが、午前スタートのこの日は「凄く奇麗に転がってくれた」と話す。今季既に6戦でトップ10入り。「自信を持ちながらできている。感覚もつかめてきた」と胸を張った。

 米ツアー本格参戦2年目。現地ではコーチ不在だが、帰国した際に必ず父と一緒にラウンドし、スイングチェックを行う。米国生活が長くなれば「自分の感覚を信じて悪かったら動画を撮って自分で分析します」。自分で分からない時のみ、父にビデオを送ることもあるが「ほとんどそれはしていない」。今、自信を持ってクラブを振れている。

 全米女子オープンは過去2回とも予選落ちした。「母にも“3回目はう~ん”みたいに言われていて。それは自分でもごもっともという感じで(笑い)。3回目(の予選落ち)は嫌だなっていうのがあったので、うまく集中できました」。首位と7打差で迎える週末。「やっぱり赤字(アンダーパー)にしたいですね」。三度目の正直。古江の視界にはトップの背中も見えている。

 ▼26位笹生優花 プレーはあまり良くなかったけれど、予選は通ったので良かった。やることをやって、成績がついてくればいい。(21年大会覇者は75と伸ばせず)

 ▼26位西郷真央 後半ヒヤッとしたときは何回かあったけれど、冷静にプレーできて2年連続で決勝に進出できたのは凄くうれしい。(76と苦戦も2年連続の予選通過)

 ▼117位馬場咲希 また新たにいい経験を積めた。将来に向けての階段だと思って頑張ろうと思う。(全米女子アマ覇者は2年連続決勝ならず)

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