豊昇龍 崖っ縁 先手許し防戦一方 浅香山審判長「バタバタしている」

2023年07月21日 04:41

相撲

豊昇龍 崖っ縁 先手許し防戦一方 浅香山審判長「バタバタしている」
<大相撲名古屋場所12日目>北勝富士(左手前)に押し出しで敗れる豊昇龍(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所12日目 ( 2023年7月20日    ドルフィンズアリーナ )】 大関獲りに挑む3関脇が今場所初めてそろって敗れた。昇進目安の3場所合計33勝に到達するには、豊昇龍と大栄翔は残り3日で一つも落とせない状況。若元春は4敗目を喫しノルマに届かなくなった。13日目から3人の直接対決が開始。史上初の“トリプル昇進”は絶望的となり、豊昇龍と大栄翔の対戦が生き残りを懸けた大一番となりそうだ。
 2敗対決の北勝富士に押し出された豊昇龍は、2敗目を喫した10日目に続いて取材対応しなかった。突き押しの北勝富士に先手の攻めを許して防戦一方。押しをこらえようと踏ん張った左足が土俵外まで出て、勝負あった。

 取組を見守った浅香山審判長(元大関・魁皇)は「北勝富士がよく動いている。気持ちがよく出ていた」と勝者を称えつつ、「豊昇龍は前に攻めているけど、バタバタしている。明日の相撲だ」ときょう13日目の霧島戦へ、切り替えを勧めた。

 3敗目で残り3日間、全勝しても12勝。大関昇進目安の三役3場所33勝には、もう1敗もできなくなった。霧島とは対戦成績7勝6敗と互角。北勝富士戦では影を潜めた持ち前のスピードを前面に、難局を乗り越えたい。 

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