大関獲りは甘くない 大栄翔 悔しさあらわ「ダメでした」

2023年07月21日 04:42

相撲

大関獲りは甘くない 大栄翔 悔しさあらわ「ダメでした」
<大相撲名古屋場所12日目>玉鷲(左)にはたき込みで敗れた大栄翔(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所12日目 ( 2023年7月20日    ドルフィンズアリーナ )】 大関獲りに挑む3関脇が今場所初めてそろって敗れた。昇進目安の3場所合計33勝に到達するには、豊昇龍と大栄翔は残り3日で一つも落とせない状況。若元春は4敗目を喫しノルマに届かなくなった。13日目から3人の直接対決が開始。史上初の“トリプル昇進”は絶望的となり、豊昇龍と大栄翔の対戦が生き残りを懸けた大一番となりそうだ。
 大栄翔は取組後の支度部屋で、座ったまま下を向いて目を閉じた。今場所はここまで黒星の翌日でもすぐに切り替えて自分の相撲を取り切ってきたが、終盤で痛恨の連敗。崖っ縁に立たされ、「ダメでした」と言葉少なだった。

 立ち合いは当たり負けしないように思い切ってぶちかました。一気に土俵際まで追いやったが、足がついていかず前に落ちた。霧馬山(現・霧島)に連敗して優勝を逃した春場所千秋楽と同じような負け方だった。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「3関脇はだんだん体が動かなくなっている。ここからトーナメントみたいなものだ」と指摘した。残り3日。大栄翔は同じくもう一敗も許されない豊昇龍との直接対決が14日目以降に残されている。「大関に上がりたい」と強い覚悟を口にして臨む勝負の場所、ここからが正念場だ。

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