飛び込み 三上紗也可 パリ五輪内定 大技成功で決勝へ「歴史をつくりたい」

2023年07月21日 04:45

水泳

飛び込み  三上紗也可  パリ五輪内定 大技成功で決勝へ「歴史をつくりたい」
パリ五輪内定を決めた三上紗也可(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【水泳世界選手権第7日 ( 2023年7月20日    福岡 )】 女子板飛び込み準決勝は三上紗也可(22=日体大)が340・55点で3位。上位12人によるきょう21日の決勝に進み、来夏のパリ五輪代表に事実上決まった。決勝で演技すれば日本水連の定める条件をクリアして内定する。
 予選2位通過し、準決勝は18人中17番目に登場。三上は全5本の演技を65点以上でまとめた。4本目は女子では世界で数人しかできない大技5154B(前宙返り2回半2回ひねりえび型)を決め、70点台をマーク。国際大会の自己ベストを更新し「予選、準決勝と安定した演技ができてホッとしている」と笑った。事前練習で横ブレが気になった板は、柔軟性を調節するローラーで支点を動かして先端部の揺れの少ない硬い状態にすることで調整。安定したジャンプにつなげた。

 自他ともに認めるネガティブな性格。大会前はナーバスになり、前夜も「24時間後にスキップしてほしい」と願ったという。東京五輪の準決勝は4位の好位置で迎えた3本目で大失敗して16位敗退。昨年世界選手権の決勝は2位で迎えた最終5本目にミスして7位に沈んだ。2大会連続の五輪切符を手中に収めたが、目標はあくまで女子個人種目初の表彰台。真価の問われる決勝へ「一本一本集中して、歴史をつくりたい」と視線を上げた。

 ◇三上 紗也可(みかみ・さやか)2000年(平12)12月8日生まれ、鳥取県出身の22歳。小学2年から飛び込みを始める。米子南―日体大。94年広島アジア大会銅メダリスト・安田千万樹コーチの指導を受ける。21年の東京五輪は16位で準決勝敗退。世界選手権は19年光州(韓国)大会の3メートル板飛び込みで5位。22年ブダペスト大会は3メートル板飛び込み7位、金戸凜と組んだシンクロ板飛び込みで銀メダル。ボクシング女子の東京五輪金メダリスト・入江聖奈は小、中学の同級生。1メートル55。

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