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豊昇龍 大関昇進も果たし「信じられない」叔父・朝青龍の涙は「初めて見た」 優勝一夜明け会見

2023年07月24日 12:24

相撲

豊昇龍 大関昇進も果たし「信じられない」叔父・朝青龍の涙は「初めて見た」 優勝一夜明け会見
優勝一夜明け会見を終え、自身が掲載された本紙を手に笑顔の豊昇龍(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲名古屋場所で初優勝を果たし、大関昇進を確実にした関脇・豊昇龍(24)が24日、名古屋市南区の立浪部屋で一夜明け会見を行った。
 「俺、本当に優勝したのか?って今でも信じられない気分」。激闘の15日間を終え、夢の初優勝を成し遂げた実感はまだあまり沸いていなかった。

 大関昇進が懸かった大事な場所、昇進目安の12勝という数字については「全然気にしていなかった。一番一番取っていけばいいかなと思っていた」という。そう言い聞かせて臨んでいたものの、やはりプレッシャーは大きかった。「夜全然眠れなくて…目をつむってから1時間2時間ぐらい眠れなかった」。後半戦に入ったあたりからは重圧との闘いも「大変でした」と振り返った。

 千秋楽の本割、優勝決定戦ではその重圧を力に。「ここまで来たんだから“やってやるぜ”って気持ちで土俵に上がった。集中できて落ち着いて、自分のことを信じて相撲取れた」。優勝、そして大関昇進という2つの大きな夢を手中に収めた。

 引き上げる花道、支度部屋では涙。これまで人前で涙を見せることはなかったという。「我慢していたけど泣いちゃいました。それぐらいうれしかったってことです」。その後、叔父の元横綱・朝青龍にテレビ電話で優勝を報告した。「“よくやった”と言われました。叔父さんが泣いていたところは初めて見ました」。めったに見せないうれし涙。思いは同じだった。

 憧れの叔父が25回も成し遂げた幕内優勝を初めて経験し「少しは近づいたけど、まだまだ比べる人じゃない」と改めてその凄さを実感。「まだまだ番付の上があるので、上へ行きたい。もっと稽古してもっと強くなりたい」。夢を一つかなた24歳が、夢の続きを見据えた。

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