鈴木聡美 驚き連発で決勝へ 32歳で18歳時の自己ベスト超え「年齢は関係ないんだな」

2023年07月25日 05:30

水泳

鈴木聡美 驚き連発で決勝へ 32歳で18歳時の自己ベスト超え「年齢は関係ないんだな」
<世界水泳 競泳2日目 女子100メートル平泳ぎ 準決勝>決勝進出を決め、驚く鈴木(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【水泳・世界選手権第11日 ( 2023年7月24日    福岡 )】 女子100メートル平泳ぎ準決勝で、5年ぶりに代表復帰した鈴木聡美(32=ミキハウス)が1分6秒31の全体8位で決勝に進んだ。全体9位で敗退した日本記録保持者の青木玲緒樹(28=ミズノ)に0秒01差で勝利。予選では09年に記録した自己ベストを14年ぶりに更新するなど会心の泳ぎを見せた。女子200メートル個人メドレー決勝で大橋悠依(27=イトマン東進)は2分11秒27の6位に終わり、2大会ぶりのメダルを逃した。
 絵に描いたような驚き方だった。女子100メートル平泳ぎ予選。タイムを確認すると、鈴木は目を見開き、左手で口を押さえた。高速水着時代の09年に記録した自己ベストを0秒12更新。18歳の自分を32歳で超え「やってきたことは間違いじゃなかった。年齢は関係ないんだなと思った」と実感を込めた。

 12年ロンドン五輪の100メートルで銅、200メートルで銀を獲得。一時は低迷したが、地元・福岡開催の世界選手権をモチベーションに、今季5年ぶりに代表に返り咲いた。前日はスマホに保存する18年アジア大会の自らの泳ぎの映像を何度も確認。波に乗るような絶好調時のフォームをイメージして本番を迎えたことが奏功した。

 準決勝は予選から0秒11タイムを落としたが、全体8位で突破。「決勝に出られるのは光栄。五輪でメダルを獲っているけど、過去は過去。フレッシュな気持ちで決勝に臨みたい」と視線を上げた。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2023年07月25日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム