松山英樹 今季メジャー最高13位 ダボ先行から巻き返し「久々に上位に行けそうなゴルフができた」

2023年07月25日 02:30

ゴルフ

松山英樹 今季メジャー最高13位 ダボ先行から巻き返し「久々に上位に行けそうなゴルフができた」
16番でセカンドショットを放つ松山(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【米男子ゴルフツアー 全英オープン最終日 ( 2023年7月23日    英国ホイレーク ロイヤルリバプールGC=7383ヤード、パー71 )】 17位から出た松山英樹(31=LEXUS)は4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70で回り、通算3アンダーの13位で終えた。この大会が今季メジャーのベストフィニッシュとなった。大会はレフティーのブライアン・ハーマン(36=米国)が2位に6打差をつける圧勝劇で自身初のメジャー制覇。17年のウェルズ・ファーゴ選手権以来、6年ぶりのツアー通算3勝目となった。
 大粒の雨が降り続き、不規則な風に翻弄(ほんろう)されても、松山は決して下を向かなかった。序盤にダブルボギーとボギーを叩き崩れてもおかしくない状況から、4バーディーを奪う底力。万全ではない体調で戦った9度目の全英での13位は、13年の6位に次ぐ好成績になった。

 「全英はずっとうまくできていなかったけど、久々に上位に行けそうな雰囲気があるゴルフができた。ああいうスタートでも、(集中が)切れることなくできたのは良かった」

 本降りの雨は今大会初。1番で残り226ヤード、2Iでの第2打がグリーン手前バンカーに吸い込まれた。それでもホールを重ねるごとに適応。16番では水を含んだラフから、208ヤードを2Iで今度は4メートルにピタリ。「その場のノリと勢い」というが、目の肥えた観客から大歓声が湧いた。

 これで今季メジャー4戦を終え、今回の13位が最高成績だった。首や背中の痛みに悩まされ、今週も万全の状態ではなかった。ゴルフの内容に一定の手応えを得つつも「トップ10にも入れていないし、優勝争いにも絡んでいないし悔しい」が本心だった。

 次なる目標は10年連続出場が懸かる年間ポイントランク上位30人のみによる最終戦、ツアー選手権。現在54位。「トップ10に入れば再来週は休もうかと思っていたけど、そうもいかなくなった。最後まで戦い抜けるように頑張る」。最終戦に進出できれば今大会から6連戦。4日後に始まる戦いに向け、雨が降り続くリバプールを後にした。

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