本多灯 4個メ世界記録のマルシャン抑え全体1位通過「こんなヤツと勝負するのか…」200Mバタ予選

2023年07月25日 11:39

競泳

本多灯 4個メ世界記録のマルシャン抑え全体1位通過「こんなヤツと勝負するのか…」200Mバタ予選
男子200メートルバタフライ予選を1位で通過した本多(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【水泳世界選手権第12日 ( 2023年7月25日    福岡 )】 男子200メートルバタフライ予選で、前回銅メダルの本多灯(21=イトマン東京)は1分54秒21の全体1位で、午後9時33分開始予定の準決勝に進んだ。最終5組に登場。最初の100メートルを2番手で折り返すと、後半にトップに立った。4組で泳ぎ全体7位通過したレオン・マルシャン(21=フランス)らを抑えてトップ通過。「予選からしっかりいきました。1分53秒台を出したかったが、及第点」と振り返った。
 23日の400メートル個人メドレーは予選で敗退。決勝ではマルシャンが“水の怪物”と称されたマイケル・フェルプス(米国)のタイムを15年ぶりに塗り替える驚異的な世界記録で優勝した。観戦した本多は「こんなヤツと勝負するのか…」と、一瞬ひるんだが「4個メ(400メートル個人メドレー)は4個メ。2バタ(200メートルバタフライ)は2バタ」と気持ちを切り替えて本命種目に臨んだ。

 今大会は世界記録保持者の絶対王者クリストフ・ミラク(23=ハンガリー)が欠場。背中を追い続ける存在が不在だが、本多は「多少はショックを受けたけど、そこまでモチベーションは変わらない。金(メダル)がより近くなったのは確か。自分の信念を曲げずに自己ベストを狙う」と強調する。自己ベストは1分52秒70。瀬戸の保持する日本記録1分52秒53を上回る1分51秒台をターゲットに定める。世界一になれば来夏のパリ五輪の出場権を獲得。競泳ニッポンの五輪内定1号へ、上々の滑り出しを見せた。

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