三井愛梨 初の世界舞台で健闘5位 充実感と悔しさと…パリ五輪につなげる

2023年07月25日 05:00

水泳

三井愛梨 初の世界舞台で健闘5位 充実感と悔しさと…パリ五輪につなげる
<世界水泳 競泳 女子200メートルバタフライ 決勝>惜しくも5位に終わった三井(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【水泳・世界選手権第14日 ( 2023年7月27日    福岡 )】 競泳の女子200メートルバタフライ決勝で三井愛梨(19=横浜サクラ)が2分7秒15で5位に入った。自己ベストから0秒38遅れたが、初の世界舞台で健闘。男子200メートル個人メドレー決勝の瀬戸大也(29=CHARIS&Co.)は6位に終わった。女子100メートル自由形準決勝は池江璃花子(23=横浜ゴム)が全体15位で敗退。高さ27メートルの台から飛び込むハイダイビング男子は最後の2本の3、4本目を実施し、日本人として初出場した荒田恭兵(27=高岡SC)は23人中20位だった。
 複雑な思いが交錯した。自国開催の世界舞台を楽しめた充実感と、メダルに届かなかった悔しさ。三井は「ちょっと悔しい気持ちはある。でも3本(予選、準決勝、決勝)とも凄く楽しめた」と心境を語った。

 前半を8番手で折り返し、得意の後半でギアをアップ。150メートルは7番手で、ラスト50メートルで2人を抜いた。3位と0秒57差の5位。自己ベストからは0秒38遅れた。今季初めて代表権を獲得し、今大会で世界デビュー。臆することなく、予選から着実にタイムを上げた。

 藤森コーチは「最近の子」と表現する。指示を「嫌です」と却下されることは日常茶飯事。厳しく指導すると泣くため「楽しく、褒めて、乗せる」を意識する。

 6月の米国での高地合宿で三井は同じ会場で練習する瀬戸が加藤コーチから熱血指導を受ける場面に遭遇。ぼうぜんとした表情を浮かべ、加藤コーチから「大丈夫?」と心配されたという。マイペースな19歳は「ベストを出せばメダルに届くことは確認できた。この経験をパリ五輪につなげたい」と1年後のリベンジを誓った。

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