トンガ代表に“化学変化” 元NZ&豪代表加入は「100%、プラスの作用」

2023年07月28日 19:50

ラグビー

トンガ代表に“化学変化” 元NZ&豪代表加入は「100%、プラスの作用」
トンガ代表の現状を語るシオネ・バイラヌ(左)とフィネ・イニシ Photo By スポニチ
 【ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2023パシフィックネーションズシリーズ第2戦 ( 2023年7月28日    大阪・花園ラグビー場 )】 トンガ代表は28日、日本戦を控えて会場となる花園ラグビー場ではなく、大阪市内のグラウンドで最終調整。移動の負担を極力軽減するための対応だといい、午後にオンラインで取材対応したSHソナタネ・タクルア主将は「移動時間を考慮した。約40分練習した。本当に暑い。明日も暑いと思うが頑張りたい」と話した。
 南太平洋ポリネシアにある常夏の島国であるトンガだが、欧州のプロリーグでプレーする選手や、オセアニア出身の選手も多く、日本の暑さには参っている様子。試合はメンバー外ながら、花園ラグビー場を訪れて会見したオーストラリア出身のSOパトリック・ペレグリーニは「暑さにショックを受けている選手もいる。今朝もランニングセッションをやったが、暑かった。太平洋とは暑さの質が違う」と参った様子だった。

 世界ランキングは15位と日本(12位)よりも格下のトンガだが、22年1月1日から代表資格の新規定が適用され、オールブラックスやオーストラリア代表経験者の加入が相次いだ。今回の登録メンバー23人だけでも、FBサレシ(チャールズ)・ピウタウらオールブラックス経験者3人、元豪代表のNo・8ロペティ・ティマニがメンバー入り。さらには豪代表73キャップを誇るFBイシレリ(イズラエル)・フォラウもトンガ代表でのW杯出場を目指し、来日している。

 花園ラグビー場で取材に応じた朝日大出身のFWシオネ・バイラヌも「いい影響を与えてくれている」、プロップのタウ・コロアマタンギも「100%、プラスの作用をしている。ピウタウやフォラウがいるが、ありがたいこと。彼らは謙虚で、特別な要素をチームにもたらしてくれる。そういう選手とW杯に行くことが楽しみ」と話し、チームに化学変化をもたらしていることを明かした。

 タクルア主将は、「まだ準備期間は不十分。世界中に選手が散らばっており、ようやく合宿で合流した」と、チームとしては熟成が不十分であることを明かす。一方で「限られた時間だが、ともに交わっていくことで、慣れていけるようにしたい」とも話し、W杯に向けてコネクションを深めていく考えを示した。

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