【世界水泳】池江璃花子が本命50Mバタで決勝進出「世界の舞台に戻ってきたことをかみしめて」

2023年07月28日 21:19

競泳

【世界水泳】池江璃花子が本命50Mバタで決勝進出「世界の舞台に戻ってきたことをかみしめて」
女子50メートルバタフライで決勝進出を決め、サラ・ショートストロム(左)と称え合う池江(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【水泳世界選手権第15日 ( 2023年7月28日    福岡 )】 女子50メートル準決勝が行われ、池江璃花子(23=横浜ゴム)は25秒72で全体5位となり、決勝に駒を進めた。
 課題のスタートでは出遅れたものの、徐々にスピードに乗ると、2組目2着でフィニッシュ。隣のレーンを泳いだ世界記録保持者で親交のの深いサラ・ショートストロム(29=スウェーデン)には大きく話されたものの、「他の選手に負けないと思って泳いでいた。世界の舞台に戻ってきたことをかみしめながらレースできたら」と決勝を見据えた。

 今大会は100メートルバタフライで予選落ちし、100メートル自由形は準決勝敗退。現時点で世界との距離が最も近い50メートルバタフライを本命種目と位置づける。予選は22年4月に記録した復帰後ベストに0秒01に迫る好タイムで3位通過していた。

 5月の欧州GPに出場してカネ、バルセロナ、モナコを転戦。4年ぶりの海外遠征で世界の選手から技術を吸収した。白血病から復帰後は体重の低下もあり、スタートの出遅れが課題。欧州GPで入水から浮き上がりの速い選手を探して、映像で何度も確認して参考にした。「今までは上半身を固定していたが、違うところに力を入れるようにした」。上半身も連動してウエーブを描くドルフィンキックを取り入れた。

 目標クリアに笑顔がこぼれた。女子400メートルリレー8位、混合メドレーリレー7位とリレー2種目で入賞。だが、目標はあくまで個人種目での決勝進出だった。つかみとった決勝の舞台でパリにつながる泳ぎを見せる。

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