渋野日向子「ちょっと前に進めた」を感じられた1オーバー72 体の動きで「あばら」を意識

2023年07月28日 05:32

ゴルフ

渋野日向子「ちょっと前に進めた」を感じられた1オーバー72 体の動きで「あばら」を意識
<エビアン選手権>渋野日向子(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【米女子ゴルフツアー エビアン選手権第2日 ( 2023年7月27日    フランス エビアン・リゾートGC=6527ヤード、パー71 )】 女子ゴルフの今季メジャー第4戦が開幕し、19年全英女子オープン覇者の渋野日向子(24=サントリー)は3バーディー、4ボギーの72で回り、1オーバーの64位で滑り出した。
 結果を求められているのは、渋野自身が痛いほど分かっている。出だし10、12番と2ボギーが先行する苦しい展開。それでも、「耐えなきゃ」と歯を食いしばった。16番パー3でティーショットを3メートルにつけ、17番パー4では第2打を1・5メートルに寄せた。もちろん1オーバー72に満足はできないけれど、「最近のゴルフの内容にしてはマシだったかなと思う。自分の中ではちょっと前に進めた感じがあったかな」と顔を上げた。

 左手の痛みもあり、ショット時のグリップで試行錯誤を続けていたこの1カ月。本来のインターロッキングに戻した2戦前の全米女子オープンで、よりよいスイングを求めて体の動きも改善を図っていた。キーワードは「あばら」。トレーナーと話し合い、腕が力むことで体が使えていないことに着目。息を吐いた時に肋骨(ろっこつ)が閉じる意識の状態で構えることで、上体が浮き上がることのない軸回転を目指しているという。試合のなかった前週も、体の動きを繰り返し確認してきた。

 もちろん、新たな取り組みの最中でも結果は受け止めている。「18ホール全部、気持ち的には自分のやることをやろうと思っていたけど、スコアにつながらないし、ショットも乗らないし、難しい1日だった」と開口一番、反省が口をついた。現在、国内ツアーも含めて5戦連続予選落ち中。まずは65位以上の予選カットラインのクリアが必要だ。「スコア的には2日目でアンダーを出さないと予選通過はできない。しっかりと自分のやるべきことをやって、攻めるべきところは攻めてというゴルフができるようにしたい」。第2ラウンドも18ホールに向き合う中で、一歩ずつでも前に進む。

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