笹生優花 ダボ発進も怒りをパワーに替えて7バーディー69「普通に怒っていた。人間だもん」

2023年07月29日 02:30

ゴルフ

笹生優花 ダボ発進も怒りをパワーに替えて7バーディー69「普通に怒っていた。人間だもん」
<エビアン選手権>第2ラウンドの1番、ティーショットを放つ笹生(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【米女子ゴルフツアー エビアン選手権第2日 ( 2023年7月28日    フランス エビアンリゾートGC=6527ヤード、パー71 )】 初日67で回り6位発進した21年全米女子オープン覇者の笹生優花(22=フリー)は7バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算6アンダーで第2ラウンドを終えた。35位から出た畑岡奈紗(24=アビームコンサルティング)は67をマークし、5アンダーに伸ばした。西村優菜(22=スターツ)は83位から75で回り6オーバーとなった。日本勢は10人が出場している。
 笹生は序盤でつまずいた。1番は、第2打がグリーンに着弾しながら左ラフに転がり落ちる不運に、アプローチのミスが重なりダブルボギー発進。2番パー3はバンカーから寄せ切れずボギー。2ホールで3つ落とした。

 ふがいないプレーに怒りが湧いた。笹生は「(感情を)コントロールはしていない。普通に怒っていた。人間だもん」と苦笑した。

 それでも「怒ってもやることをやればいい」と一打に集中。鋭さを増すアイアンで次々とチャンスを築き、バーディーを7つ積み上げた。16番パー3は傾斜を利用して1メートルへぴたり。17番は50センチに付けて連続バーディー。ホールアウト時点で暫定2位まで浮上した。

 初日は67をマークし6位発進。「運もあっての一日だった」と謙遜したが、ティーショットの安定感が光った。フェアウエーを外したのは2ホールだけ。前半の18番パー5、最終9番パー5はいずれも2オンに成功してやすやすとバーディーを奪った。

 6月の全米女子プロ選手権では1打及ばず2位。全米女子オープンを20位で終え、前週はダブルス戦で3位と好調を維持している。昨年予選落ちしたエビアンでも強さは健在。2日間で合計14バーディーを奪った。「去年よりもいいゴルフができている」と笹生。メジャー2勝目が視界に入っている。

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