14歳・島田麻央、4回転転倒でも今季世界最高V 浅田真央さんから学んだ「挑戦する姿」

2023年09月17日 07:35

フィギュアスケート

14歳・島田麻央、4回転転倒でも今季世界最高V 浅田真央さんから学んだ「挑戦する姿」
<JGPシリーズ大阪 女子フリー>別格の演技を見せた島田麻央(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケート・ジュニアGP第4戦日本大会最終日 ( 2023年9月16日    大阪・関空アイスアリーナ )】 女子フリーが行われ、SP首位の島田麻央(木下アカデミー)は140・08点をマークし、合計213・86点で優勝した。まだ序盤戦ながら、前日のSPに加え、フリー、合計点そろってシニアを含めて今季世界最高得点となった。
 冒頭でトリプルアクセル(3回転半)を決めながら、続く4回転トーループで転倒する。ただ、その後はルッツ―トーループの連続3回転など全てのジャンプを成功。終盤の高速スピンなどでも観客を魅了し、スタンディングオベーションで称えられた。

 「先生(浜田美栄コーチ)と話していて、このフリーは決して良かったわけではないんですけど…。大きなミスを一つで収められたことは練習の成果が出て良かったんじゃないかなと思います」

 昨季からフリーの構成にはトリプルアクセルと4回転トーループの大技2本を必ず組み込み、調子が悪くても跳んできた。そこには、大きく育てようとする浜田コーチの方針に加え、自身の思いがある。

 「やっぱり、私は浅田真央さんがトリプルアクセルに挑戦する姿にすごく憧れて、力をもらってきていたので。自分も挑戦する姿を見せていきたいなと」

 母・歩さんが浅田真央さんのファンだったことから「麻央」と名付けられた。小学生の頃からテレビなどで何度も見てきた演技や姿が、今も脳裏に焼き付いている。

 昨季のフリー世界最高得点(152・76点)を叩き出した14歳。演技後に浜田コーチから「今日の演技は良くなかったよ」と言葉を掛けられたのは、伸びしろしかないからだ。

 年齢制限によって26年のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪には出場できなくても、高みを見据えて成長を追い求める。

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