女子バレー ペルーにストレート勝ち発進!主将の古賀が最多14得点「緊張したけど勝てて良かった」

2023年09月17日 04:30

バレーボール

女子バレー ペルーにストレート勝ち発進!主将の古賀が最多14得点「緊張したけど勝てて良かった」
<日本・ペルー>第2セット、得点が決まり喜ぶ古賀(右から2人目)ら(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【バレーボール パリ五輪予選 第1日   日本3―0ペルー ( 2023年9月16日    東京・国立代々木競技場 )】 日本女子が白星発進した。04年アテネ大会から6大会連続の五輪出場を目指す世界ランク8位の日本は初戦で同29位のペルーに3―0で快勝した。五輪予選は8チームが1回戦総当たりで戦い、上位2チームに来年の本大会出場権が付与される。日本は17日の第2戦で世界ランク19位のアルゼンチンと対戦する。
 勝利の瞬間、約9000人を超える大観衆の歓声が響いた。第1セットは古賀の強打など9連続得点でリードを広げた。第2、3セットは途中出場の和田、石川も得点。格下ペルーを終始圧倒した。

 古賀は「100点ですけど、戦いが続くので切り替えたい」と息をついた。ネーションズリーグでは連係に課題を残した。セッターの関と対話を重ねて修正。チーム最多14得点で白星発進に導いた。21年東京五輪は1次リーグ敗退。自身は負傷で実力を発揮し切れなかった。2度目の大舞台を目指す主将は「この大会で切符を獲ってパリにつなげたい」と力を込めた。

 指揮官としてロンドン、リオに続く3度目の五輪を狙う真鍋監督は「ホッとしている。試合前“これだけ練習したのだから発表会を楽しんで来い”と声を掛けた」と満足げだ。14人全員を起用したことも収穫で「独特の緊張感。全員がコートに立ったことは大きい」と話した。

 8月上旬から沖縄、鹿児島で個々のスキルアップを図ってきた。8月下旬からは東京で男子相手に練習。直前に極秘でオランダと3試合をこなし、高さ対策も万全だった。

 勝因に挙げたのが今年、タスクフォースを立ち上げて強化してきたサーブ。エースは3本ながら、レシーブを乱し相手攻撃を封じた。「大事なのは相手の正面に行かないこと。集中していた」と及第点を付けた指揮官は「ストレートで行けたので、その勢いを持って明日(17日)の試合を戦い抜きたい」とアルゼンチン戦に視線を向けた。

 ≪1メートル73林は12得点≫林が第1セットの序盤、強打、ブロックなどで得点を重ねてチームを波に乗せた。セッターの関がライト側を積極的に使ったこともあり、試合を通して古賀に次ぐ12得点をマークした。1メートル73の小柄なアウトサイドヒッターは「緊張したけど、出し切ることができた。久々にたくさんの方の前で試合ができてうれしい。パワーになっている」と充実感たっぷりに話した。

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