松山、2カ月ぶり実戦で「心折れそう」から起死回生イーグル 5打差26位発進

2023年10月20日 04:45

ゴルフ

松山、2カ月ぶり実戦で「心折れそう」から起死回生イーグル 5打差26位発進
15番でティーショットを放つ松山 Photo By 共同
 【米男子ゴルフツアーZOZOチャンピオンシップ   7079ヤード、パー70 優勝賞金153万ドル(約2億2950万円)観衆5651人 ( 2023年10月19日    千葉県 習志野CC )】 2年ぶりの大会制覇を目指す松山英樹(31=LEXUS)は1イーグル、2バーディー、3ボギーの69で回り、首位と5打差の26位発進となった。一時2オーバーとスコアを崩しながらも、14番でイーグルを奪うなど盛り返した。コリン・モリカワ(26=米国)が64でトップに立った。堀川未来夢(30=Wave Energy)が1打差の2位。石川遼(31=CASIO)が68で17位につけている。
 まさに起死回生の一打だった。2カ月ぶりの実戦。松山は「バタバタしながら、緊張もしていました」と序盤は波に乗れず9、10番で第2打をバンカーに入れボギーを叩く。「ハーフターンするまでは上ずっている感じでした」と振り返る。それでも、14番パー5で残り240ヤード超の第2打を5Wでピン奥50センチにつけ、圧巻のイーグル奪取で息を吹き返した。

 「12番を終えて2オーバーで心が折れそうだったけど踏みとどまれて良かった」。ファンの声援にも後押しされ、18番では1メートルのバーディーパットを決めてアンダーパーでフィニッシュした。

 8月のBMW選手権を背中痛で棄権したが「良い(体の)状態でここに来られている」と心配はなさそう。前日のプロアマ戦後には黒宮幹仁コーチと居残り練習。球状の物体を両肘で挟みながらクラブを振る動きを繰り返し、スイングの修正に余念がなかった。

 「ショットは少しずつ良くなる気配を感じている。パットが良くなればショットにもつながる」。爆発力が持ち味の松山にとって初日の5打差は十分射程圏だ。

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