ボンバー中沢氏 親子で挑戦 ラクロスで28年五輪メダル 120年ぶり復活ロス五輪追加競技

2023年10月20日 05:10

スポーツ一般

ボンバー中沢氏 親子で挑戦 ラクロスで28年五輪メダル 120年ぶり復活ロス五輪追加競技
ワールドゲームズにラクロス日本代表として出場した中沢ねがい(右)=大会組織委提供・共同 Photo By 共同
 28年ロサンゼルス五輪の追加競技として120年ぶりの復活が決まったラクロスで、メダルを目指す親子がいる。元サッカー日本代表の中沢佑二さん(45)と長女こころ(21)、次女ねがい(19=ともに米ルイビル大)だ。子供の影響でラクロスの指導に携わる中沢さんは「五輪に出るだけでなく、その先を見ている。世界に勝ちたい」と燃えている。

 現役引退から約半年後の19年夏、2人の娘が出場した19歳以下の世界選手権をカナダで観戦した。日本は5位。優勝した米国など強豪国との差を見せつけられた。高校卒業後にブラジルに渡った中沢さんと同じように、娘たちも米国の大学に飛び込んだ。

 中沢さんは当初、選手時代の経験を生かして基礎的な体力トレーニングを教えるだけだったが、講習会などに出向いてノウハウを吸収した。「娘の影響で始め、そのやる気に押されて本気になり、ラクロスというスポーツの魅力を知った」。2人の渡米後は精神面の助言も行う。

 現在は国内の大学で北米発祥の競技の指導に当たる。「選手は一生懸命やっている。何とかしてあげたい」との思いも芽生えた。競技の未来も背負う覚悟で、5年後の夢舞台を見据えている。

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