【陸上】田中希実「選手自身のレベル上げないと盛り上がりと乖離してしまう」選手目線の競技普及論

2023年10月20日 12:50

陸上

【陸上】田中希実「選手自身のレベル上げないと盛り上がりと乖離してしまう」選手目線の競技普及論
MDCの会見に臨んだ(左から)横田氏、田中、館沢、山本 Photo By スポニチ
 陸上の中距離大会「ミドル・ディスタンス・サーキット」(MDC)の会見が20日、東京・駒沢陸上競技場で行われた。
 21日の女子1000メートルに出場予定の世界選手権5000メートル8位入賞の田中希実(ニューバランス)は「今年はトレーニングの一環としてスピード維持したいと思って出場する。普及、発展にも貢献したい」と語った。

 3年目を迎えるMDCは、さまざまな演出で競技普及も目指す中距離特化型のレース。今大会は優勝賞金100万円も贈られる。競技普及、発展について田中は「この大会を盛り上げて、身近に感じてもらう。それだけでなく選手自身のレベルを上げていかないと。メディアとの盛り上げと乖離してしまう」と選手目線の見解を示し「それが一致し合ったところで(エンターテイメントの)本物として完成する」と話した。

 「雰囲気を楽しめる枠組みをつくっていただけることは選手冥利に尽きる」とし「選手自身は何を見せたいかに集中する。まずは、より強く、より速くことに集中するしかないのかな」とも語った。世界基準を追求する田中は、5000メートルのラスト2周は日本の800メートルのトップ層より速いと分析する。スピードアップを目指し続ける田中の今大会の注目はラストスパート。「ラスト1周を見てほしい。最後に失速が目立つので、さらに最後、加速できるか見守ってほしい」と話した。

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