【高校ラグビー】“桐蔭対決”は春の王者・桐蔭学園に軍配 零封で決勝進出

2024年01月05日 14:00

ラグビー

【高校ラグビー】“桐蔭対決”は春の王者・桐蔭学園に軍配 零封で決勝進出
<桐蔭学園・大阪桐蔭>後半、自らキックしたボールをおさえ、左隅にトライを決める桐蔭学園・古賀(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【全国高校ラグビー大会準決勝   桐蔭学園25-0大阪桐蔭 ( 2024年1月5日    花園ラグビー場 )】 “桐蔭対決”は春の王者・桐蔭学園(神奈川)が25―0で大阪桐蔭を制して決勝進出を決めた。
 前半7分、先制したのは桐蔭学園だった。大阪桐蔭ゴール前にFWが密集し、最後は前田麟太郎(3年)が右中間に飛び込んだ。ゴールも成功して7―0。さらに10分にはFB吉田晃己(3年)が敵陣10メートルやや左からのPGを決める。「ウチはトライだけじゃなく、PGでもDGでも点を取れますから」とNo・8城央祐(しろ・おうすけ)主将が話した得点力の高さをまず証明して見せた。大阪桐蔭がロースコアの展開を目指す試合運びを続けて10―0のまま試合は動かなかった。

 後半11分、試合を動かしたのは桐蔭学園だった。敵陣10メートル付近から左に展開してWTB田中健想(けんぞう・3年)が左タッチライン際からゴロでキックを出し、そのまま大阪桐蔭守備ラインを突破してインゴールに飛び込んだ。20分にはSH渡辺晃樹(3年)のトライ、27分にもFB吉田が15メートルのPGを決めて圧倒した。

 桐蔭学園・藤原秀之監督は「後半10分まで辛抱強く我慢して走り続けた結果。決勝の相手はどちらが来てもボールがワイドに動くから、それに対応できるか」と春に続く全国制覇を見据えていた

 ▼大阪桐蔭・綾部正史監督 しっかり準備してきたのですが、なかなか表現できなかった。(桐蔭学園は)やっぱり強かったですね。(選抜大会で負けて)勉強させてもらって子どもたちと「この距離を詰めよう」とやってきたけど難しかったですね。桐蔭学園さんは丁寧にしっかりプレーされる。ウチは紙一重なんだけど、ちょっと丁寧さを欠いたりしてリズムを狂わされていた。

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