【高校ラグビー】佐賀工WTB内田「勝ち切ってリベンジ」 自身4戦連続トライで打倒、東福岡だ!

2024年01月05日 06:00

ラグビー

【高校ラグビー】佐賀工WTB内田「勝ち切ってリベンジ」 自身4戦連続トライで打倒、東福岡だ!
小城総監督(手前)の話を聞く佐賀工の選手たち Photo By スポニチ
 第103回全国高校ラグビー大会はきょう5日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で準決勝が行われる。23大会ぶりの決勝進出を目指す佐賀工は、連覇を目指す東福岡と対戦する。4日は奈良県天理市のグラウンドで約3時間の最終調整を行い、WTB内田慎之甫(しんのすけ=2年)は自身4戦連続トライでの勝利へ気合十分だった。
 チーム一番の快足で東福岡の守備網を切り裂く。佐賀工の内田は50メートル5秒9の俊足を武器に、初戦の2回戦から3試合連続で2トライを挙げるなど絶好調だ。

 「自分の足が全国に通用しているので。次の試合でもトライを取りたいです」

 内田は大分県出身。幼稚園の頃から走ることが大好きで、小学生の時は運動会のリレーで活躍した。父は同校ラグビー部OBの佑一朗さん。「佐賀工は成長できる」という言葉を聞いて入部を決めた。父からは「思い切り走れ」と激励されており、その通りに花園のピッチを躍動している。

 挑むのは、前回大会王者で九州のライバル・東福岡。花園では前回大会の準々決勝に6点差で敗れるなど、過去4戦全敗。新チームとなってからは、昨年5月のサニックスワールドユースで14―21、同6月の全九州大会で16―17と連敗。国体でも佐賀工の単独チームは、東福岡中心の福岡に決勝で27―28と敗れた。「3回負けている。勝ち切ってリベンジしがしたい」と内田はチームの思いを代弁した。

 勝てば県勢初の頂点に王手がかかる。内田にとっては、3年生と試合ができるのも残り2試合。「しっかりサポートしたい」と、先輩たちのためにも4試合連続トライで貢献する。 (杉浦 友樹)

 《“五郎丸2世”が奮闘誓う》高校日本代表候補のSH井上がリベンジを誓った。今大会はコンバージョンキックを17本中、16本成功とOBでもある“五郎丸2世”と呼んでもいい活躍を見せているが、対東福岡には苦い思い出がある。昨年6月の全九州大会決勝は自身のキックのミスもあり敗れたため「自分のキックには責任がある」と悔しさを持って取り組んできた。県勢初の頂点へ、超えなければいけない東福岡という壁に挑む。

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