【高校ラグビー】準決勝・九州シード対決は東福岡が勝利 春に苦杯なめた桐蔭学園との決勝へ

2024年01月05日 15:45

ラグビー

【高校ラグビー】準決勝・九州シード対決は東福岡が勝利 春に苦杯なめた桐蔭学園との決勝へ
<佐賀工・東福岡> 前半、トライを決める東福岡・西浦(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【全国高校ラグビー大会準決勝   東福岡50-28佐賀工 ( 2024年1月5日    花園ラグビー場 )】 準決勝・第2試合は連覇を目指す東福岡が23大会ぶりの決勝進出を狙う佐賀工を50―28で圧倒。九州Aシード対決を制して2年連続優勝へ決勝進出を果たした。
 前半3分に東福岡はCTB村上有志(ありし=3年)がハーフライン付近から突破して先制トライ。ゴールも決まり7―0とした。
 一方佐賀工は6月の全九州大会決勝で16―17で惜敗しており、実力差は大きくない。7分に高校ジャパン候補のSH井上達木(3年)が左中間28メートルからのPGを決めると、11分には同じく高校代表候補のSO服部亮太(3年)が22メートルライン付近左中間からDGを決めて6―5と逆転した。

 多彩なキックで迫る佐賀工に東福岡は慌てることなく対応。直後の12分に自陣10メートル付近からカウンターアタックを敢行してWTB深田衣咲(いさ=2年)が突破。CTB神(こう)拓実(3年)につないで逆転トライを生み出した。15分に佐賀工・SH井上にPGを返されたが、20分にFWがゴール前まで持ち込んでSH利守(としもり)晴(3年)がトライ。ゴールも成功。26分にも自陣10メートル付近のスクラムからパスをつないでWTB西浦岳優(たけひろ)がトライして前半を24―9と優位に試合を進めた。

 後半6分には敵陣22メートル付近の左ラインアウトからFWがキープして最後はNo・8高比良恭介(3年)がトライを挙げる。高比良は17分にも右サイドを抜けてインゴールに飛び込んだ。さらに22分にはWTG西浦が左タッチライン沿いを駆け抜けてトライ。43―9に差が広がった。

 佐賀工は22分にSO服部が中央を抜け出して交代出場のWTB内田慎之甫(2年)にラストパスを渡してインゴールに走らせる。内田は25分にも自らのゴロキックをそのまま押さえてトライ。さらに内田は27分にもSO服部が抜け出したところを右タッチライン際でフォローして3連続トライを決めて43―28と追いすがった。しかし、30分に東福岡に右サイドを破られCTB神のトライを許して万事休した。

 50―28で東福岡が花園連覇へ「あと1勝」。高比良主将は「連覇できるのはウチのチームだけ。先輩に感謝しながら戦う。僕たちのチームとしての優勝を目指します」と決勝戦を見据える。相手は春の選抜大会で19―34と苦杯をなめた桐蔭学園が相手「花園で一番やりたかった相手。チャレンジャーとしてたどりついた…だけじゃなくて(桐蔭学園を)超えて日本一になりたい」とリベンジを誓う。ハイレベルな決勝戦が期待できそうだ。

おすすめテーマ

2024年01月05日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム