【高校ラグビー】佐賀工WTB内田、5分間でハットトリック達成も無念の負傷交代 天敵・東福岡の前に涙

2024年01月05日 17:16

ラグビー

【高校ラグビー】佐賀工WTB内田、5分間でハットトリック達成も無念の負傷交代 天敵・東福岡の前に涙
<佐賀工・東福岡> 後半25分、2本目のトライを決める佐賀工・内田(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【全国高校ラグビー大会準決勝   佐賀工28-50東福岡 ( 2024年1月5日    花園ラグビー場 )】 「東福岡」の壁を破れなかった。佐賀工は9―43の後半22分からWTB内田が3連続トライを挙げる猛追を見せるも及ばず。国体を含めて3連敗中だった天敵にまたしても敗れ、花園での対決でも5戦全敗となった。
 「もう少し前半含めてロースコアでいけたらと思ったんですけど。ハーフタイムに選手たちにも聞いたんですけど、凄いやっぱり気合が入っていたらしく、気負っていた。やっぱり東福岡さんが強かったですね。1つ1つの精度を比べると、やっぱり東福岡さんの方がだいぶ上だったなというのは感じます」

 枝吉巨樹監督も完敗を認めた。3戦連続2トライ中だった内田をあえてベンチスタートに。疲労を考慮したこともあったが「彼のスピードを最大限発揮するんだったら、後半発進の方がいい」と切り札で起用し、5分間でハットトリックを達成する離れ業を引き出した。ただ、3トライ目の直後に無念の負傷交代。同30分にダメ押しトライを許し、万事休すとなった。

 主将のCTB大和は「ずっーと、東福岡さんを倒すためにラグビーをしてきて、東福岡さんのおかげで成長できた。最後の舞台で絶対勝とうと決めていたんですけど…」と必死で涙をこらえた。悲願成就を今大会9トライの2年生・内田らに託し、23大会ぶりの4強進出に胸を張って佐賀に帰還する。 

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