バドミントン山口茜 2024年テーマは「楽しみ尽くす」 復帰戦マレーシアOP出発

2024年01月05日 23:39

バドミントン

バドミントン山口茜 2024年テーマは「楽しみ尽くす」 復帰戦マレーシアOP出発
マレーシア出発前に取材に応じた山口茜(撮影・福永稔彦) Photo By スポニチ
 バドミントンの国際大会マレーシアオープン(9~14日、クアラルンプール)に出場する女子シングルス世界ランク3位の山口茜(26=再春館製薬所)が5日、マレーシア出発前に羽田空港で取材に応じた。
 山口は昨年9月29日、アジア大会(中国・杭州)の女子団体戦準々決勝台湾戦で右足を負傷して帰国。右足超腓骨(ひこつ)筋腱損傷と診断され長期離脱した。

 11月の熊本マスターズ(熊本)など国際大会を全て欠場。先月11日に再春館製薬所のチームに合流して本格的な練習を再開したが、先月末の全日本総合選手権(東京)も回避していた。

 患部の状態については「痛みはないけど、違和感というか、ちょっと違う感じがある。どこまでやっていい違和感か相談しながら(プレーすること)になる」とまだ万全ではないことを明かした。

 3カ月半ぶりの復帰戦マレーシア・オープンは連覇がかかる大会でもあるが「結果を求めるところでは難しい部分があるので、一つ一つ自分ができることを精一杯やって、これからたくさん大会が続いていくので、少しずつよくなっていけるように頑張りたい」とまずは実戦に戻ることに意味を見出している。

 リハビリ中は、肩の痛みもあり、ほとんどトレーニングはできなかったが、昨年の自分の全試合の映像を見返し研究。「(自分の)珍プレー好プレーを全試合見て、自分の良いところ、癖も見つかった。戦略や配球もよくやっているものは読まれたりするので、そういうのを散らしていけたらいい」と頭の中も整理したという。

 20224年の抱負を聞かれると「去年ケガをして試合ができなくてつまらないというか、試合をして感じる楽しさの方が大きいと感じたので、ケガなく1年間去年以上にたくさん試合ができるように頑張りたい」と話し、今年のテーマとして色紙に「楽しみ尽くす」と書き込んだ。

 年末年始は福井県内の実家に帰省しており、能登半島地震を経験した。「(実家は)大丈夫でした」と被害はなかったというが「地震があったので周りの人に楽しんでもらえたり、元気を届けられるようなプレー、結果を報告できるように頑張りたい」と被災地への思いを胸に戦う決意を示した。

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