バスケ男子 主要国際大会88年ぶり中国撃破 馬場が最多24得点「いいプレーができたと思う」

2024年02月26日 04:40

バスケット

バスケ男子 主要国際大会88年ぶり中国撃破 馬場が最多24得点「いいプレーができたと思う」
第3Q、カットインする馬場(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【バスケットボール男子25年アジア杯予選   日本76-73中国 ( 2024年2月25日    東京・有明コロシアム )】 世界ランキング26位の日本が同29位の中国に76―73で競り勝ち、2連勝とした。主要国際大会での中国戦勝利は1936年ベルリン五輪1回戦以来88年ぶり。スモールフォワードの馬場雄大(28=長崎)が37分7秒の出場で両チーム最多24得点と躍動。21年11月のトム・ホーバス監督(57)の初陣で完敗した因縁の相手にリベンジした。予選は24チームが6組に分かれ、ホーム&アウェー方式で実施。日本の次戦は11月21日にモンゴルと対戦。各組上位2チームなど16チームが本戦に進む。
 満員9191人の会場を、馬場が沸かせた。開始36秒に外からシュートを射抜いてチームの最初の得点をマーク。前半だけで3本の3点シュートを沈めると、相手に警戒された後半はドライブで得点を重ねた。6本中4本決めた3点シュートを含め、両チーム最多24得点。8本のフリースローも全て沈め「前半からシュートが入っちゃって。いいプレーができたと思う」と胸を張った。

 ホーバス監督に初めて指導を受けた22年夏からプレースタイルの変更に着手。従来はドライブが持ち味だったが、外からのシュートを重視するシューターへの転身を目指した。パリ五輪出場を決めた昨夏のW杯では5試合通算で3点シュートは10本中3本の成功。シューターにはほど遠い数字だったが、その後も毎朝1時間の瞑想(めいそう)を欠かさないなど“心技体”の強化を続けてきた。ホーバス監督は馬場について「右のドライブだけだったが、今は左もあるし、3点シュートもある。プレーが深くなった」と目を細めた。

 ≪17年に勝利も東アジア選手権≫五輪、W杯(旧世界選手権)、アジア杯(旧アジア選手権)と、それぞれの予選に限ると、中国戦の勝利は1936年ベルリン五輪以来、88年ぶりの快挙となった。直近では17年東アジア選手権で勝利。12年「アジア杯」でも60―50で勝利しているが、日本協会によると、この大会は現在のアジア杯(旧アジア選手権)と大会の性質が異なる同名の別大会だという。ベテランの比江島は「僕は中国に勝ったことがあるけど…。88年ぶりに勝つという雰囲気になっていたので、そこはノータッチでいました」と苦笑いしていた。

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