新大関・琴ノ若「この名前で番付に載せられたことは大きい」改名せずに父超えを果たし感慨

2024年02月26日 17:51

相撲

新大関・琴ノ若「この名前で番付に載せられたことは大きい」改名せずに父超えを果たし感慨
番付表を手にする新大関・琴ノ若(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 日本相撲協会は26日、大相撲春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表し、新大関・琴ノ若(26=佐渡ケ嶽部屋)が大阪府松原市の宿舎で会見を行った。
 昇進伝達式から1カ月。「大関」と記された新しい番付表を見て改めてその地位を実感した。「今まで見てきた番付は“関脇・琴ノ若”だったので、“琴ノ若”の名前の上に“大関”がついてうれしいです」。父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)と同じしこ名のまま番付を超え「ここからが大事。責任感も必要になってくるので気が引き締まる思い」と決意を新たにした。

 夏場所から祖父で先代師匠の「琴桜」を襲名する予定となっており「大関・琴ノ若」は今場所が最初で最後になる見通し。現在のしこ名への思い入れも強く「師匠がこの名前で戦ってきたので、自分がこの名前を汚すわけにはいかないと常々思っていた。師匠を超えて、この名前で番付に載せられたということは大きいと思います」と感慨を込めた。「琴ノ若」を名乗れる間に「やれるものは全部やりたい」と、先場所決定戦の末に惜しくも逃した優勝への思いを強めた。

 部屋の先輩大関(琴欧洲、琴光喜、琴奨菊)の姿は、自身が小学生の頃から近くで見てきた。「稽古場の雰囲気とか、私生活から若い衆を見る目配りとか、言葉で言い表せないような空気感がある」。それらを参考にした上で「それぞれの個性なので、自分らしい新しい形で築き上げていく」と理想の大関像を思い描いた。

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