【春場所番付発表】尊富士が新入幕！最速タイの所要9場所　通算わずか8敗での幕内昇進は最少記録

2024年02月26日 06:00

相撲

【春場所番付発表】尊富士が新入幕！最速タイの所要9場所　通算わずか8敗での幕内昇進は最少記録 — 尊富士 Photo By スポニチ

　日本相撲協会は26日、大相撲春場所（3月10日初日、エディオンアリーナ大阪）の新番付を発表し、尊富士（24＝伊勢ケ浜部屋）の新入幕が決まった。

　尊富士は22年秋場所の初土俵から所要9場所で新入幕。付け出しを除けば、日大の大先輩でもある常幸龍（元小結）に並ぶ最速タイ記録を打ち立てた。

　新十両だった初場所では13勝を挙げて十両優勝を果たしており、わずか1場所で通過。新十両の翌場所が新入幕となるのは、15日制となった1949年以降では13年秋場所の遠藤以来7人目となった。

　序ノ口デビューからここまでの通算成績は56勝8敗。通算10敗未満で幕内昇進という、付け出しを除けば15日制以降初となる快挙を成し遂げた。

　日大からは、昨年九州場所の美ノ海以来42人目。鳥取城北高からは同じく昨年九州場所の美ノ海と狼雅以来13人目。青森県出身では22年名古屋場所の錦富士以来、戦後45人目の幕内昇進となった。

　◇尊富士　弥輝也（たけるふじ・みきや）本名＝石岡弥輝也。1999年（平11）4月9日生まれ、青森県五所川原市出身の24歳。五所川原金木道場で幼少の頃に相撲を始め、つがる旭富士ジュニアクラブや中泊道場でも稽古に励んだ。つがる市立木造中3年時に全国都道府県中学生大会3位。鳥取城北高3年時に全国高校総体3位。日大2年時に全日本大学選抜金沢大会準優勝、全国学生体重別大会135キロ未満級準優勝。日大を卒業後、伊勢ケ浜部屋に入門。22年秋場所で初土俵。同年九州場所で序ノ口優勝。23年初場所で序二段優勝。24年初場所で新十両。同場所で十両優勝。1メートル84、143キロ。