宮城野親方の誕生日に出場力士6勝1敗の奮闘「絶対勝たないと」「勝つことが恩返し」愛弟子たちの思い

2024年03月12日 07:00

相撲

宮城野親方の誕生日に出場力士6勝1敗の奮闘「絶対勝たないと」「勝つことが恩返し」愛弟子たちの思い
<大相撲2日目>大国巌(左)を寄り切りで破る高馬鵬(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所2日目 ( 2024年3月11日    エディオンアリーナ大阪 )】 宮城野親方(元横綱・白鵬)が39歳の誕生日を迎え、愛弟子たちはそれぞれの思いを胸に奮闘した。
 西序二段80枚目の高馬鵬(20)は、身長1メートル66の自身より20センチ近く大きな大国巌(31=追手風部屋)を相手にうまく中に入ってもろ差しから寄り切り。「親方の誕生日なので絶対に勝たないと」と気合を入れて臨み、快勝で白星発進とした。

 取組中、観客のまばらな場内に「たかばほう、がんばれ~」とかわいい声援が響いた。「宮城野部屋の近くに住んでいる子で、よく部屋の前にいるんですよ。東京から応援に来てくれました。(土俵上で)声援が聞こえてうれしかったです」。ファンの後押しも力になった。

 宮城野部屋は元幕内・北青鵬による暴力問題の影響で揺れ、今場所後にも閉鎖の見通しになるなど存続の危機的状況。いろいろな面で注目を集める中、初日は出場した力士9人の成績が2勝7敗と振るわなかった。一転、宮城野親方の誕生日であるこの日は出場した7人(前相撲含む)で6勝1敗と健闘した。

 幕下最下位格付け出しでプロ初白星を挙げた松井(19)は「とりあえず1勝できたので良い報告ができる」。2連勝とした部屋頭の十両・伯桜鵬(20)は「勝つこと、結果を出すことが恩返し」とそれぞれ思いを語った。

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