朝乃山 照ノ富士に7連敗 二所ノ関親方の助言で立ち合いを修正するも通じず

2024年03月12日 19:41

相撲

朝乃山 照ノ富士に7連敗 二所ノ関親方の助言で立ち合いを修正するも通じず
<大相撲春場所3日目>支度部屋で顔をしかめる朝乃山(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所3日目 ( 2024年3月12日    エディオンアリーナ大阪 )】 西前頭筆頭の朝乃山(30=高砂部屋)が東横綱の照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)に寄り切られ、2日目の琴ノ若戦勝利に続く横綱、大関の上位陣連破はならなかった。
 立ち合いで左足から踏み込んだ。照ノ富士と胸が合い、右下手を引いて押し込んだが左上手は遠い。態勢は横綱も同様で、引き付け合ってほぼ同時に左上手を引けたものの、がっぷりで組み合うと横綱が一枚上手だった。最後は力負けする形で土俵を割った。

 「当たったときに胸を合わせちゃった。そこがダメでした。あそこまでがっぷりに組むとダメですね」

 左足からの踏み込みをコンパクトにすることを心掛けた。場所前に出稽古先で二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)からアドバイスを受けた。照ノ富士に得意の左上手を引かせないための対策だった。

 体が開かないようにするための修正は、同時に立ち合いの踏み込みに圧力を欠く要因となった。「いざ“はっけよい”になるとどうだったのか分からない。上体が浮いて右を差された」。照ノ富士に対し、20年名古屋場所の初対戦から7連敗。「勝ちたいですね」。目標に掲げる大関復帰へ、まさに大きな壁が立ちはだかっている。

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