高安が琴勝峰を寄り切り3連勝 「高安」姓にゆかりの大阪で奮闘中

2024年03月12日 17:23

相撲

高安が琴勝峰を寄り切り3連勝 「高安」姓にゆかりの大阪で奮闘中
<大相撲春場所3日目> 琴勝峰を寄り切った高安(左)(撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所3日目 ( 2024年3月12日    エディオンアリーナ大阪 )】 西前頭8枚目の高安(34=田子ノ浦)が西前頭9枚目の琴勝峰(24=佐渡ケ嶽)を寄り切り、初日から3連勝とした。
 立ち合いは相手の右おっつけで圧力をそらされたものの、立て直して突っ張りから左四つで右上手をつかんだ。上手は最初の1枚まわしから攻防の中でつかみ直すなど徐々に有利な体勢とし、地力を発揮した。

 大阪府八尾市の近鉄・高安駅付近は高安一族発祥の地とされ、日本書紀にも「高安城」の記述ある。高安は19年に同市役所を訪問して歓待されるなど、春場所で奮闘する理由の一つになっている。

 東前頭7枚目で臨んだ2年前の春場所は初日から10連勝とトップを走った。しかし残り5日間で2勝3敗と崩れ、優勝決定戦で関脇・若隆景に敗れて初優勝を逃した。21年、23年も2桁10勝するなど春場所では好成績を残している。元大関の実力者が今度こそ悲願を果たすか。

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