幕下付け出しの松井が初黒星「まだ慣れていないところも…」初めての本場所でプロの洗礼

2024年03月12日 20:40

相撲

 【大相撲春場所3日目 ( 2024年3月12日    エディオンアリーナ大阪 )】 鳥取城北高出身で昨年の国体ベスト8の実績を持つ幕下最下位格付け出しの松井(19=宮城野部屋)が時蒼馬(25=時津風部屋)に敗れ、デビュー2戦目で初黒星を喫した。
 立ち合い低く当たってもろハズで攻めようとしたが、自身より13センチ長身の相手に引っ張り込まれて左上手を取られる苦しい体勢に。胸が合わないように腰を引いて抵抗するも、最後は上手を引き付けられて右でも引っ張り込まれて土俵を割った。

 「まわしを取られたくなかったけど、立ち合いで取られてしまったので失敗しました。組まれてから何もできなかった。まだ稽古不足かな」。一日一番で連日相撲を取る本場所の流れも初めての経験だ。「まだ慣れていないところもあるので早く対応していきたい」。プロの洗礼を浴びる初黒星となった。

 三段目最下位格付け出しの時天嵐(22=時津風部屋)もプロ初黒星。西序二段筆頭の志摩錦(23=朝日山部屋)を相手に頭で当たって押し込んでいったが、土俵際で左足が流れて前に落ちた。「上体だけ(の攻め)になってしまった。最後勝ち急いだ」。取組前の準備運動のタイミングなど、初めて経験する本場所の流れにこちらもまだ慣れていない様子。「まだまだ力不足なので切り替えてやりたいです」と前を向いた。

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