【柔道】パリ五輪メダル1号の期待が掛かる角田夏実「気持ちを切れない」心境の変化を明かす

2024年03月12日 17:11

柔道

【柔道】パリ五輪メダル1号の期待が掛かる角田夏実「気持ちを切れない」心境の変化を明かす
<柔道全日本女子合宿>練習する角田夏実(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 柔道の女子日本代表は12日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで実施中の強化合宿を報道陣に公開。今夏のパリ五輪代表に決まっている48キロ級の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が練習後に取材に応じ、開幕5カ月を切った本番へ「あまり考え過ぎないようにしているが、ふとした時に負荷が掛かっているなと思う」と心境を明かした。
 女子最軽量級の角田は開会式翌日の7月27日に試合を迎え、柔道では最初のメダルマッチが行われる。柔道のみならず日本勢メダル1号、そして夏季五輪通算500個目のメダルが懸かる可能性もあり、徐々にプレッシャーを感じている様子。「今は(練習を)休む勇気がない。体に異変があっても休めない。気持ちを切れなくなっている」と明かした。

 そんな心境の変化もあってか、現在は古傷の膝の状態が悪いまま練習を継続しており、この日も力や動きをセーブしながら乱取りを行った。今月末のグランドスラム・トビリシ大会に出場予定で状態が心配されるが、「技の制限がある(状態)。でも五輪本番も万全じゃないことは考えられるので、そのまま戦うのもありかな」と前向きにとらえた。

 今回は五輪代表7人が出そろった後、初めての合宿。五輪は初出場ながら、31歳は女子の最年長でもあり、稽古の前後はあいさつの号令を行う大役も任されている。合宿初日だった前日、その事実に直面したといい、「あまり最年長の自覚はない。(五輪を2度経験している)高市選手に“先輩、あいさつですよ”と言われて、やり方を教えてもらいました」と苦笑いして振り返った。

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