【玉ノ井親方 視点】下から、下から攻めたのが良かった初金星の王鵬 照は…ちょっと心配だ

2024年03月14日 19:30

相撲

【玉ノ井親方 視点】下から、下から攻めたのが良かった初金星の王鵬 照は…ちょっと心配だ
<大相撲5日目>金星の王鵬は笑顔が絶えない Photo By スポニチ
 火事場のばか力ではないが、人は追い込まれると想像以上の力が出たりするものだ。初金星を奪った王鵬もそんな感覚だったのではないか。
 横綱戦でやることは1つだけと言っていたように、突き放してまわしを取られないように下から、下から攻めたのが良かった。左喉輪がよく伸びて最後はもろ差しになって寄り切った。

 大鵬さんの孫、貴闘力さんの息子ということで入門時から注目を集めた。ただ、おっとりした性格もあり同期の豊昇龍や2学年上の琴ノ若のように出世は早くなかった。しかし横綱を相手にこういう相撲が取れたということは、着実に力をつけてきた証拠。大変な自信になったはずだ。

 一方の照ノ富士は今場所、押されると腰がすぐに高くなってしまう。下半身の踏ん張りが利かない印象だ。膝、腰の状態が良くないのかもしれない。ちょっと心配だ。
(元大関・栃東)

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