【レスリング】桜井つぐみ&元木咲良が育英大卒業「中身の濃い4年間」ともに大学助手としてパリ五輪へ

2024年03月14日 17:50

レスリング

【レスリング】桜井つぐみ&元木咲良が育英大卒業「中身の濃い4年間」ともに大学助手としてパリ五輪へ
卒業式を終え、会場を後にする元木咲良(左)と桜井つぐみ Photo By スポニチ
 レスリングのパリ五輪代表に決まっている女子57キロ級の桜井つぐみと同62キロ級の元木咲良(ともに育英大)が14日、群馬県高崎市の同大キャンパスで行われた卒業式に出席した。ともに学園長賞を授与され、世界選手権3連覇中の桜井は「あっという間。中身の濃い4年間だった」と笑顔で振り返った。
 桜井は昨年6月の全日本選抜選手権準決勝で21年東京五輪金メダルの金城梨紗子を破るなどして優勝。その後のプレーオフで世界選手権代表に内定すると、本番でも3連覇を達成。五輪代表に内定した。そのプレーオフでは残り1秒で逆転するなど、ハイレベルな日本女子の厳しい代表争いを制し、「自分の中で成長できたと思えた。レスリング中心の生活だった」と話した。

 2人は創部3年目だった20年4月に入学。コロナの影響で入学式も中止となり、同年5月ごろに授業が始まった後も、感染拡大防止のために、思い通りの練習に打ち込めない状態がしばらく続いた。そんな中でも着実に力を付け、五輪代表に上り詰めた元木は「4年前は五輪に出られると思ってなかった。4年で夢をかなえられた。一番の恩返しはパリで金メダルを獲ること」と目標を掲げた。

 ともに4月からは育英大助手となり、練習環境や指導体制を変えずに初の大舞台に臨む。元木は「ここが一番強くなれる」と言えば、桜井も「柳川先生(美麿監督)が自分たちのことを考えてくれる」という最高の環境で、真夏の祭典までレスリング漬けの日々を送る

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